「大連立熱」加速 枝野長官「どんな形でも、幅広く協力いただける構造が望ましい」

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枝野幸男官房長官

 枝野幸男官房長官は2011年6月8日午前の会見で、自民、公明両党による菅直人首相の早期退陣要求と大連立を模索する動きについて、「どういった形であれ、国会において幅広い皆さんのご協力をいただける構造が現時点においても望ましいと思っている」と述べ、6日の記者会見に続いて大連立に向けてあらためて積極的な姿勢を示した。

 6日時点での発言に、新たに「どういった形であれ」という言葉が加えられ、長官は「各党の皆さんにさらに努力をしていかなければならない」とも述べていることから、大連立をめぐる動きはさらに加速しそうだ。

 枝野長官とニコニコ動画記者(七尾功)とのやりとりは以下のとおり。

七尾記者: 自民、公明が実質的には大連立の前提として、6月中に総理の退陣をせまっている構図となっているが、内閣不信任案は圧倒的多数で否決されたわけで、こうした事実だけみると、総理が早期に退陣をせまられるこの動きは、国民にとっては理解しがたい状況だと思うのだがこの点はいかがお考えか。

枝野官房長官: 様々な報道がなされているということは承知している。ただ菅総理としては代議士会で申し上げましたとおり「震災に一定のめどをつけて若い世代にその責任を引き継ぎたい」と言うことを明確におっしゃられているわけであって、そうしたことのなかで、私は今、官房長官という総理を支える役目を仰せつかっておりますので、菅総理が総理である間はしっかりと支えていくということに徹しているところである。

 それからもうひとつ。これもいろんな報道がなされているが、私はどういった形であれ、国会において幅広い皆さんのご協力をいただける構造が現時点においても望ましいと思っており、そのことについては各党の皆さんにさらに努力をしていかなければならないと思っている。

(七尾功)

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]七尾記者の質問から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv52545341?ref=news#6:29

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