【絶景】中国甘粛省・張掖丹霞地貌
今回はaroundtheworld01さんのブログ『俺(おれ)、この旅が終わったら○○するんだ…』からご寄稿いただきました。
【絶景】中国甘粛省・張掖丹霞地貌
誰でも行くような場所の記事を書いたって面白くない。ということで、地球の○き方にはまだ載っていない有名観光地をご紹介(まぁすでにブログ等で書いている人もいらっしゃいますが)。
この場所は張掖というマルコポーロも滞在していたという街から50km郊外に行った場所にある“張掖丹霞地貌”という数年前に整備され始めたばかりの場所です。
↑張掖にあるマルコポーロ像。
たいした観光地もない張掖にとっては期待の観光地だと思います。聞いた話ですが、ここが観光地化される前は、周辺の人々が車をだして勝手に観光客を案内してたそうですが、地元の自治体が「俺たちにも商売させろ!」と言い出し、観光用のきれいな道路ができ、入場料を取るようになったとか。
そして日本でも有名な張芸謀監督の作品『三槍拍案驚奇』のロケ地になってからはさらに有名に。
↑入り口には当時の写真が。
ただこの観光地、範囲が広いため、現在は二つの地元自治体が分割管理しております。そのため入場料を二回払う羽目にw(当時は40元+12元)。まぁ農村しかない自治体にとっては絶対に獲得しておきたい収入源ってことでしょうか。
絶対夕方に行ったほうがいいので、個人で公共交通機関で行く場合は泊まり推奨。時間ない人、タクシー乗る財力のある方はどうぞご自由に。
↑立ち入り禁止なんて書いてありますが、運転手は「この先にいいポイントあるんだよ」と言ってドンドン歩いていったり。今後、開発が進むと景観が損なわれる可能性もあるので早めに行った方がいいかもしれません(まぁこの時点でゴミが散乱してたりしますが)。
【撮影に関して】
撮影のベストタイミングは上にも書いたように夕方がおススメ。オレンジ色がさらに濃くなる上に濃淡が出ます。ただ、夕日に照らされる時間は限られているので、すべての撮影ポイントをその時間帯で回るのは不可能かと。全体を観光するだけなら昼間から行って撮影して帰るのもありですが、こだわるのであれば二泊してみるのもあり(あくまで個人的感想)。
また、言葉ができない人は、宿に貼ってある中国人の写真オタク達が撮った写真を指差して運転手に行きたい場所を伝えるのもアリかも。私の場合は近くにいた、上海人捕まえて通訳してもらいましたが。
↑昼間の色合いはこんな感じ。夕方の方が映えるがそれでなくても迫力ある景色。
↑金持ち中国人が高級カメラ片手に撮影しにきてます。
【周辺地域】
張掖自体も大都市圏から行けば甘粛省の田舎都市ですが、そこから50kmも離れればもう農村地帯です。周辺の人に月の収入をきいたら、200元と言ってました。そこからいけば上海やら北京から金持ちが来てお金落とすわけで丹霞地貌様様というわけです。当時は中国語がほとんど無理で、筆談で会話してましたが宿の奥様は文字が読めず。
↑周りは農地。
【行き方】
張掖市内の“西ターミナル”から、粛南行きのバスに乗り“南台子”の手前で下車(10元弱だったかと)。バスの運転手は観光地を知っているので張掖丹霞地貌と書いたメモを見せればそこで降ろしてもらえます。
※出発ぎりぎりに乗ると席がなくなり、バスの通路にプラスチックのイスで座ることになるので早めにどうぞ(というか自分のときは検問があって下車させられて別の車に途中まで分乗し、検問を抜けた後、再乗車なんてことやってましたw)。
↑この看板があるところで下りてもOK。宿があります。
↑タクシーで行くのもアリ。現地で車をシェアするよりは自由があるかも。
【宿】
『老雷丹霞撮影基地』など
現地人経営の民宿。ご飯も食べられます。この近所にもいくつか民宿あり。たしか観光地の入り口にも宿が点在してたと思います。民宿などに泊まりたくない人はタクシー往復で雇ってさっさと帰るのを推奨。
【予算】2010年当時
バックパッカー的には張掖と現地との往復バス10元弱×2
チケット42元(当時)
宿泊費 民宿のドミトリー 20元〜 (電源あり)
食事 20元くらい
観光地内を回る車代 60元/台(他に人がいれば折半可能)
を最低コストとしてみておけば良いかと。まぁあとは張掖からツアーも出てるようなのでそれに参加するのもあり(夕方いけるかは知らないけど)。
↓日没直前も結構絵になる(かも)。
↓人の大きさと比べると景色の大きさを実感できる。
中国のガイドブックにはすでに掲載されてはいるものの、外国人で行っている人はまだ少ないようです。シルクロードエリアを旅する際、敦煌などの有名観光地にいくのもいいですが、この場所にいくため、張掖に寄ってみる価値は十分あると思います。
ぜひ!
執筆: この記事はaroundtheworld01さんのブログ『俺(おれ)、この旅が終わったら○○するんだ…』からご寄稿いただきました。
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