Googleが『Chromeウェブストア』の日本語版をリリース さっそくアプリをチェック!

Googleが、『Chromeウェブストア』の日本語版をついにリリースしましたね。『Chromeウェブストア』は2010年の開発者向けイベント『Google I/O』で発表され、同年12月にサービスをスタートした、『Chrome』上にインストールできるウェブアプリケーションを提供するオンラインストアです。『Chromeウェブストア』日本語版には、現在12本の日本語ウェブアプリを掲載。どんなアプリがあるのかさっそくチェックしてみましょう。

日本語版の『Chromeウェブストア』リリースと同時に公開された日本語ウェブアプリは、『はてなブックマーク』、『47NEWS』、『カラメル』、『ブクログのパブー』、『youRoom』、『ついっぷる』、『ジョルダンライブ!』、『英辞郎 on the WEB Pro』、『Cacoo』、『JustEdit』、『Crowy』、『monstar.ch』の12本。すでに英語版でユーザーを獲得している『Cacco』を除けば、『はてなブックマーク』と『youRoom』のユーザー数が最も多く100人を超えています。

『47NEWS(よんななニュース)』は、全国47都道府県の52の新聞社と共同通信の内外ニュースを報道するニュースサイトのウェブアプリ版。左右の矢印で別カテゴリに、上下で同カテゴリのニュースに移動するナビゲーションがアプリっぽいですが、通常のウェブサイトで閲覧するよりもいい!というほど革新的ではないような印象を受けました。さらっとニュースを「観る」にはいい感じかもしれません。

『はてなブックマーク』も、おなじみウェブサイトのアプリ版。左側メニューに「人気エントリー」と「新着エントリー」の一覧があり、ブックマークのタイトルをクリックするとライトボックスで該当ページを前面に表示。右側には、ブックマークコメントが並びます。カテゴリーをドラッグ&ドロップで並べ替えたり、気になるタグを登録したり、自分好みのカスタマイズも可能。さくさくっと速く情報をチェックするには良さそうです。

『youRoom』は、グループ内の情報共有に便利なウェブアプリケーション。グループごとの情報共有に便利な機能に特化した『Twitter』と『Facebook』みたいなイメージでしょうか。インストールをすると、Googleアカウントでのログインを要求されますが、既存アカウントを持っている場合はGoogleアカウントとの紐づけも可能。こちらは、通常のウェブサイト版とあまり変わらない印象ですが、『Chrome』をメインのブラウザにしている人には便利だと思います。

『Cacco』は、ウェブ上で図の作成や公開ができるドローツール。基本は無料で利用できますが、月額480円の『プラス』も用意されています。サイトマップやネットワーク図などの作成をしたい人にとってはかなり便利なツールで、海外ユーザーの評価もかなり高いようです。こちらも、既存アカウントを持っている場合は、Googleアカウントとの紐づけができます。
その他、いずれのアプリケーションも「ウェブサイトで見るよりもややツールっぽく使える」という印象です。ただ、ひとつ言えるのはいずれのアプリもインストールが非常に簡単であること。ヘンな言い方ですが、スマートフォンにアプリをインストールする感覚で、『Chrome』上にウェブアプリを並べていくことができるのがとても新鮮でした。
現在、日本語版では未対応ですが、『Chromeウェブストア』独自の課金システムも導入される予定です。『Chromeウェブストア』の登場で、「ウェブの世界に大きな変化が起きていくのではないか」という予感を感じました。今後は、どんなウェブアプリが発表されるのか、ウェブアプリの世界がどうなっていくのか、継続して注目していきたいと思います。
Chromeウェブストア
https://chrome.google.com/webstore
■関連記事
『Google I/O』って何? 今年話題の新サービスをまとめてみた
Google超入門『Gmail』の使い方編(1) アカウントを作ってみよう
Googleのブログサービス「Blogger」で大規模障害、メンテ以降のブログ記事が消失中
『Optimus Pad』登場!
バーコード撮影で買い物可能 『AmazonモバイルAndroidアプリ』をアマゾンが提供開始

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。