極論が目立つのがネットの特性、30代・40代の独身男性は本当に結婚したくないのか?
30代・40代男性の「結婚しない」という選択について
普段、仲人として結婚に対して前向きな人と接することが多いので実感が湧きにくいのですが、どうやらネットの情報を見る限り、結婚したくないという人が男女ともに増えているようです。これは事実なのでしょうか?今回は対象を30代・40代男性に絞って、「結婚しない」という選択について考えてみたいと思います。
必ず出てくる結婚のメリット・デメリット論
まずはネット上の情報を整理してみたいと思います。ネット上に結婚したくない系の話があるとき、そこには必ず結婚のメリットとデメリットが提示されています。
そして、多少言い回しが異なるかもしれませんが、基本は以下に絞られるのではないでしょうか?
◆結婚のメリット
精神的な支えが得られる。
社会的信用が増加する。
将来の不安が解消できる。
家事の分担ができる。
◆結婚のデメリット
金銭面での負担が増える。
自分で使える時間が減少する。
転職など、挑戦が難しくなる。
恋愛の自由がなくなる。
親戚付き合いが面倒。
期せずしてデメリットの方が多くなってしまいましたが、金銭面での負担が心配ならば共働きをしてくれる相手を探せば良いわけで、どの項目もモノは考えようだと思います。私はそもそも、結婚をコストパフォーマンスで測ることに違和感を抱かずにはいれません。それは実際にしてみないと分からない部分があまりにも大きいからです。これらのメリットとデメリットを提示する資格が有るのは、結婚経験者のみなのではないでしょうか?
極論が目立つネットの特性
こういった類の記事を見る際に意識しておいた方が良いことがあります。結婚に対してネガティブな意見を書いている人は「結婚の経験があるのか?」そして、「本当に諦めているのか?」「実は現在進行形で婚活をしていないのか?」を疑うことです。
私の学生時代、ある結婚をテーマにした漫画が流行っていました。与謝野鉄幹先生の「人を恋ふる歌」を題材にした漫画なのですが、「結婚は人生の墓場なのか?」を常に問うネガティブ思考の内容でした。実は私はこの漫画の影響を多分に受けていて、結婚にそこそこ恐怖感を持って臨んだ一人でしたが、実際に結婚をして「完全な杞憂だった」と自分は結論付けています。
もちろん結婚に合う人、合わない人がいるのは理解できますが、経験のない人が語るネガティブ意見に耳を貸すのは無駄ではないでしょうか?
結婚を悲観していた30代・40代男性も結婚できるのか?
私はこれまで30代に結婚を一度諦めて、40代にやはり諦めたくないと考え直さした人に何度も会ってきました。一度諦める理由は人それぞれ。仕事が多忙だったり、中には当時利用していた婚活サービスが酷過ぎたという残念なものもありました。
では、やり直しはきくのでしょうか?極論、子供云々がなければ結婚は何歳になってもできます。ここで意識すべきなのは、男性が思っているよりも女性は年の差婚に抵抗を持っているということです。年齢別の戦略を意識して、挽回を目指してください。
(影山 頼央/結婚コンサルタント)
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