「大丈夫か、司法当局ヾ(・・ )」堀江被告の上告棄却に著名人もツイッターで反応

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 ライブドアの粉飾決算事件で証券取引法違反の罪に問われていた元ライブドア社長・堀江貴文被告について、最高裁判所が上告を棄却したことが2011年4月26日明らかになった。これにより実刑が確定し、堀江被告は近く収監される見通しだ。

 本件に関しては、著名人もツイッター上で様々な反応を見せている。

 元宮崎県知事の東国原英夫氏は、堀江被告について「その見識と才能にはある種の輝きがある。人は、その輝きに嫉妬するのだと思う。(中略)この国は、恣意的・故意的・結果的に、多くの光を消してしまっているような気がする」とつぶやいた。テレビ番組で堀江被告と共演したことのあるお笑いタレントの水道橋博士氏は「彼の全ての言動を支持するわけではない」としつつも、「あまりに不公平に罰を与えすぎている」とした。

 また、メディアジャーナリスト・津田大介氏の「このタイミングで収監決定か…。なんなんだ最高裁は」というつぶやきをはじめ、経済評論家・勝間和代氏の「仮に問題があったとしても、なぜ罰金刑ではいけないのか、なぜ実刑が必要なのか」、ジャーナリスト・上杉隆氏の「今の事案のままだと冤罪の可能性が大きい。大丈夫か、司法当局ヾ(・・ )」のように、最高裁判所の決定に疑問を投げかけたものもみられる。

 さらに、マイクロソフト日本法人の元社長・成毛眞氏は「結局、裁判所は検察の追認・下部機関でしかなかったということであろう。次回の国民審査(総選挙時)で今回の判断をした裁判官に不信任マークを付けてみよう」とつぶやいた。早稲田大学教授の東浩紀氏はジャーナリストの田原総一朗氏に「(収監前に)みんなでほりえさんの話聞く、超前向きで遠大な朝生やりましょうよ!」と語りかけ、田原氏もこの提案に賛同。このような具体的な”動き”を呼びかけるつぶやきも見られる。

 「LD(ライブドア)は、そのファイナンス手法に多くの重大な問題があった」と堀江被告に批判的な意見をつぶやいたのは『社長失格』著者で実業家の板倉雄一郎氏だ。しかし、板倉氏もまた、「彼らは資本市場の中で揉まれて負けるとは思っていたが、粉飾、逮捕、実刑と、全然違う方向に行ってしまった」と、他の著名人と同様に堀江氏の上告が棄却されたことに「残念だ」という思いを見せていた。

(伊川佐保子)

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