新たなブームに!?地元の人の手作り料理をテイクアウトできるサービスが米国で拡大中
欧米では、近年、モノや時間、スキルなど、余剰リソースをユーザー同士が融通し合う「シェアリング・エコノミー(共有経済)」が急速に広がっている。
一般家庭に招き、家庭料理をともに楽しむ“ソーシャルダイニング”もそのひとつ。
料理を家庭で振る舞いたい人と食べたい人をつなぐ「Feastly」、「Eatwith」、「Gnammo」は、その代表的なP2P型オンラインプラットフォームだ。
・ソーシャルダイニングを発展させた“ソーシャルテイクアウト”とは
「Josephine(ジョセフィン)」は、ソーシャルダイニングの発展形ともいえるサービス。
他人の家庭で食事をともにするソーシャルダイニングと異なり、手づくりの家庭料理を、自宅などに持ち帰って楽しめる、いわば、“ソーシャル・テイクアウト”の方式を採用している。
Josephineでは、プロアマ問わず、Josephineによる事前の審査に合格し、カリフォルニア州の食品衛生許可証を取得した“Cook(コック)”のみが、料理を販売できる仕組み。
地元のCookたちが腕によりをかけてつくるメニューは、サラダやスープ、パスタ、ピザから、ケバブ、カレー、麻婆豆腐まで、実に多彩だ。
一般ユーザーは、各メニューの内容と販売スケジュールをJosephineのウェブサイトで閲覧でき、オンラインで予約注文したら、指定された引き渡し場所に出向いて、料理を受け取る流れとなっている。
・地元でつくられた家庭料理を自宅で手軽に楽しめる
Josephineは、自宅で食事の準備をする時間のない多忙なときでも、手づくりの家庭料理を、地元で手軽に購入できるのが魅力。
従来のデリカテッセン(惣菜店)やファストフードチェーンに加え、オルタナティブなテイクアウトフードとして、新たなブームとなりそうだ。
現在、Josephineを利用できるのは、カリフォルニア州のオークランド、バークレー、アルバニー(Albany)の3都市に限られているが、今後、さらにエリアを拡大していく方針。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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