福島第1原発 施設の一部にひび割れ、高濃度汚染水が海に流出
東京電力は2011年4月2日15時前の会見で、福島第1原発の施設の一部がひび割れし、高濃度汚染水が直接海に流出したと発表した。
NHKの報道によると、今日午前9時半頃、福島第1原発・2号機の取水口近くにある電源ケーブルを納めている「ピット」と呼ばれる施設で、長さ約20センチのひび割れが見つかったといい、ピットの中にたまった水がそこから海に流れ出ているとしている。なお、この水の放射線量は、1時間あたり1,000ミリシーベルトを超えているとされている。
なお、東京電力は、ピットで見つかったひび割れをコンクリートで埋め、水の流出を止める作業をすすめているとしている。
【4/2・14:45開始】東京電力本店から『放射性物質を含む液体の海への流出』に関する記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45271456
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)
(丹羽一臣)
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