経営者が本を書くと、その会社は成長しない(西村博之)
今回は西村博之さんのブログ『ひろゆき日記@オープンSNS。』からご寄稿いただきました。
経営者が本を書くと、その会社は成長しない(西村博之)
若いころにどこかで聞いて、確認をしないままに年を経て、ようやく身の回りで起きて納得したことというのがちょこちょこあります。
その一つに「経営者が本を書くと、その会社は成長しない」ってのがあります。
若いころは、まだ、ほかの会社の成長というのを見ていなかったり、ほかの経営者がどういったことをしてるというのを知らなかったのですが、大人になってみると、この経営者はこんなことをしてるとか、この会社はこんなことをしてるってのが、なんとなく見えてきたりするんですね。
さてさて、生活や仕事をしていると様々な選択肢があるわけですが、コロンビア大学の教授が調べたところ、1日に平均的なアメリカ人が選択出来るのは70個ぐらいだそうです。
情報を入手して選択をするってのは、結構エネルギーがいるんですよね。
「シーナ・アイエンガー:選択をしやすくするには」 『TED』
http://www.ted.com/talks/sheena_iyengar_choosing_what_to_choose/transcript?language=ja
そんなわけで、食事に行くときにメニューを見て食べ物を決めたりするわけですが、自分で払うときは、一番安いコースを見て、それで良さそうだったら、一番安いモノ、それが嫌だったら2番目を見るという感じで、選択肢を無意識に減らす生活をしているおいらです。
ちなみに、ほかの人に奢ってもらうときは、一番高いモノを頼んで大丈夫そうだったらそれを頼むという選び方をしているおいらです。
飲み物を頼むときは、飲んだことが無いモノがあったらそれを選ぶとかとか。
ちなみに、スティーブ・ジョブスがずっと同じ服を着てたとか、オバマ大統領がほぼ同じスーツばっかり着てるとかってのを聞いたことがある人もいると思いますが、アレも決断する回数を減らすためだそうですね。
「Barack Obama to Michael Lewis on a Presidential Loss of Freedom: “You Don’t Get Used to It?At Least, I Don’t”」 2012年9月5日 『VF NEWS』
http://www.vanityfair.com/news/2012/09/barack-obama-michael-lewis
んで、おいらは、選択肢を減らすってのは無意識にやってることなんですが、高校生のときに買った服を未だに着てたりするのは、服を買いに行くとか、服を選ぶというのがめんどくさいんですよね。
ということで、いきなり結論になりますが、「本を書く」ってのは、「どこまで書くのか?」「どういう言葉で伝えるのか?」「誰に向けて書くのか?」とか、決めなきゃいけないことがすげー多かったりするのですよ。
例えば、おいらのこのページは、「ひろゆき日記」って名前ですけど、1年に数回しか書かないわけですよ。
200ページの書籍だったら、これの50倍とか書くわけですよね。
ってことで、相当のエネルギーを使ってしまうのと、本を書くことで得られる社会的な評価とかで、自己承認欲求とか満たされちゃったりして、
元々は、仕事をすることで得られていた欲求やらが充足しちゃったりするんですよね。
ってなことがあるので、「経営者が本を書くと、その会社は成長しない」って結論を誰かが言っていて、それをおいらが思い出したという昨今だったりします。
貧乏な人と金持ちで生活のストレスが違うって話がありますが、300円のパンを買うか買わないか?とか貧乏だと迷うんですよね。
金持ちだと欲しければ買うだけなので、迷ったりしない。
そんなわけで、金持ちのほうがストレス無く生活出来たりするわけです。
ちなみに、おいらは、「基本的に買い食いはしない」というルールを持ってるので、買わないという選択を迷わず選べるわけです。
#ということで、いかに物事を決めないで暮らすか・・という怠惰の勧めなんですが、
#迷わないためのルールを決めると、ストレスの少ない生活が出来ますよ。。と。
執筆: この記事は西村博之さんのブログ『ひろゆき日記@オープンSNS。』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2015年07月28日時点のものです。
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