これを飲まなきゃ日本ワインは語れない!? 『シャトー・メルシャン』直営ワインバルで夏色スパークリングを飲みくらべ!
気づけば夏真っ盛り! 蒸し暑〜い夜はキンキンに冷えたビールで喉を潤すのも良いですが、たまにはスパークリングワインでシュワっと爽やかに過ごしてみるのはいかが? 山梨県勝沼市のワイナリー『シャトー・メルシャン』が直営している六本木のワインバル『シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル』では、期間限定で「夏色スパークリングフェア」を開催中。相性抜群のオリジナルメニューと一緒に、“純国産”の個性豊かなスパークリングワインを楽しめるということで、お酒好きの筆者が体験してきました!
※画像がすべて表示されない場合はこちらからご覧ください。
https://getnews.jp/archives/1060898
日本ワインを心ゆくまで楽しめる『シャトー・メルシャン』直営店
70年代、山梨県勝沼市に日本で最初に誕生した民間のワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするワイナリー『シャトー・メルシャン』。材料のぶどう作りからワイン作りまで一貫して日本国内で行う“日本ワイン”が国内外で話題になっている近年ですが、先日編集部で取材したイベント『日本ワイン MATSURI 祭』(記事:https://getnews.jp/archives/988847[リンク])でも『シャトー・メルシャン』のワインはひときわ注目を集めていました。
そんなこだわりのワインを都内でも気軽に楽しめると人気なのが、六本木一丁目にある『シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル』です。
その名の通り、『シャトー・メルシャン』が展開するワインバル。店内の大画面ではぶどうの産地やワイナリーの様子などが見られるので、待ち時間も退屈することがなさそうです。
赤で統一されたチェアが印象的な店内。オフィス街の中心にありながら、お客さんには女性が多いというのにも頷けます!
店の外にはぶどうを発見。普段なかなかお目にかかれないぶどうの栽培に、思わず目を奪われます。
日本の“あわ”を飲みくらべ! 『夏色スパークリングフェア』
赤・白問わず、数多くの日本ワインを取り揃えている『シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル』ですが、夏はやっぱり冷たいスパークリングが飲みたくなりますよね! 7月21日より開催中の『夏色スパークリングフェア』では、『シャトーメルシャン』の名物スパークリング『あわ』シリーズ5種類を中心に、それぞれと相性抜群のお料理も合わせて楽しめるのだそう。さっそく筆者もいただいてみました!
まず最初にいただいたのは山梨県甲州市勝沼地区が産地の『勝沼のあわ』。フルーティーな香りは広がりますが、甘さはなくサラっとしていて、後味もすっきり。グラスに注いだときの、ゴールドにきらめく泡がなんとも美しい! しっかり目の炭酸は、これこそ夏にもってこいのスパークリングです。
そんな『勝沼のあわ』、クセがなくバランスのとれた味わいなので合わせる料理は選ばなさそうですが、特に相性ぴったりなメニューが『山梨県産の白桃と旬のスズキのカルパッチョ』。カルパッチョの良いアクセントになっている白桃が、ワインと同じく山梨県産というのもステキです! とにかくさっぱりしているので、夏バテしがちな時期にもパクパクいけそうですね。
フェアのスパークリングワインに限らず、注文したワイングラスにはそれぞれこのようなタグが付いています。取り外してテーブルの上に置いておけばその日に何を飲んだか一目瞭然ですし、美味しかったものは取っておけば後日インターネットで調べて購入するということもできちゃいます。これって、今まで意外となかったサービスですよね!
2種類目にいただくのは、山梨県韮崎市穂坂地区が産地の『穂坂のあわ』。華やかな色合いが乙女心をくすぐりそうなロゼスパークリングです。キャンディのような甘い香りなのに実は辛口というギャップがたまらない、まさに小悪魔的スパークリングとでも表現しましょうか! 可愛らしい見た目ですが、後味にはしっかりぶどうの旨味を感じられます。美味しい!
スパイシーな料理からデザートまで幅広く対応するという『穂坂のあわ』。そんな中、特に相性ぴったりなメニューとして出てきたのは『フランス産・鴨の生ハムとモッツァレラチーズのサラダ仕立て』です。筆者は鴨の生ハムを初めて食べたのですが、まったく臭みがなくて驚き! 塩加減がちょうど良く、色合いもワインとの統一感があって美しいです。
3種類目は、秋田県横手市大森地区から『大森のあわ』。さきほどの2種類と比べるとほんのり甘く、蜂蜜と柑橘系の果実のような香りにうっとりします。甘さだけでなくほどよい酸味もあり、さっぱりした味わいです。これまた夏にぴったりのスパークリング。テラスなんかで飲んだら絶対気持ち良い! 特に女性にオススメしたい一品です。
少し香りの強いスパイシーな料理から、ドライフルーツのような甘いものまで幅広く合わせられるという優等生『大森のあわ』ですが、特に相性ぴったりなメニューが『冷製ホワイトオニオンのブルーテ ハモンセラーノとトマトのフォンデュ添え』。簡単にいうならば冷製スープです。サラダなどにも使われることの多いホワイトオニオンは辛味が少ないので、とっても優しい風味に仕上がっています。生ハムとトマトの食感が良いアクセント。猫舌な筆者にとって夏の冷製スープは大好物なので、こちらもあっという間に胃袋に消えていきました。
4種類目にいただくのは、福島県大沼郡新鶴地区から『新鶴のあわ』。普段ワインを飲まない人でも馴染みのある有名なぶどうの品種『シャルドネ』を使ったスパークリングで、こちらもまた辛口です。味に深みがありなかなかガツンとした味わいですが、炭酸が後味をすっきりとさせてくれるので飲みやすいです。軽い口当たりのワインでは物足りないお酒好きの人にオススメ!
素材の持ち味を生かしたシンプルな料理と合わせるのがオススメだという『新鶴のあわ』。特に相性ぴったりなメニューが『夏野菜と太刀魚のハーブフリット フレッシュレモン添え』です。他の種類に比べてしっかりめの『新鶴のあわ』の味わいは揚げ物にも負けず、それでいて余分な油を炭酸がすっきりさせてくれます。揚げ物の味付け自体はいたってシンプルですが、夏野菜と太刀魚そのものがもう美味しいのでサラダ感覚でいただける一品です。
そして5種類目にいただくのは、長野県から『長野のあわ』。ピンク色の可愛らしいロゼスパークリングです。様々なぶどうの品種を使っているとあって、本当にバランスのとれた味わい。辛口ですが香りはとってもフルーティーで、酸味もさほど強くなく優しい印象です。
食前酒としてはもちろん、和食など様々なお料理と合わせるのがオススメだという『長野のあわ』ですが、特に相性ぴったりなメニューが『完熟トマトと3種の貝の冷製パスタ タリオリーニ』。トマトとつぶ貝、ハマグリ、ムール貝を使い、貝の旨味が凝縮されたトマトソースがもっちり生パスタによく絡みます。ここまで貝づくしなのもめずらしい、貝好きにはたまらないパスタは、前菜にも〆にもOK!
さてさて、個性豊かな『あわ』シリーズでしたが、今回のフェアではさらに貴重な『トラディショナル ブリュット』シリーズも本数限定で用意。通常は山梨のワイナリー限定のものなのだとか。
筆者の訪れた日には、偶然『トラディショナル ブリュット 甲州』をいただくことができました。都内ではなかなかお目にかかれることのない貴重なワイン。運が良ければ出会えるかも!? 早めの時間に訪れることをオススメします!
フェア以外の飲み比べも充実! これでアナタも日本ワイン通!?
6種類のスパークリングとお料理にすっかり大満足の筆者ですが、ここへ来たらせっかくなのでフェア以外のワインも頂いてみることに。今回筆者が選んだのは、日本が世界に誇るぶどうの固有品種『甲州』を使った白ワインの飲みくらべセット。それぞれ香りや味も全く感じ方が違うので、言われなければ全て同じ品種を使っているとは思えません。だって、ワインの色まで違うんだもの! ただただワインの製法の奥深さを感じるばかりです。
また、このようなセットでなくても、ほとんどのワインが60mlのグラスから提供しているので、たくさんの日本ワインを少しずつ楽しめるのも良いところ。ワインにはアルコール度数の高いものも少なくないですし、このような楽しみ方ができるのは嬉しいですよね。
大体年に約4回、時期に合わせたものに変わるというメニュー。ワインと料理のメニューには、それぞれに相性の良い料理・ワインが“マリアージュ”として紹介されています。このワインが飲みたいからこの料理にしよう! この料理が食べたいからこのワインにしよう! という決め方ができるのはとってもありがたい!
また、ワイン以外に注目したいのはそれぞれのテーブルに用意されているオリジナルのシーズニング。左から赤ワイン塩、トリュフ塩、レモン塩、カシスジャム、ドライトマトのチリオイルです。
グリルやフライなどのピックフードに付ければ同じ料理も全く違う印象に。ワイングラスを持ちながら片手で楽しめるのが嬉しいですね! お洒落なお皿にも心が躍ります。
美味しいお酒についつい箸が進んでしまい、お腹もいっぱい。しかし、どんなに満腹でも〆が欲しくなるのが真のお酒好きというもの! 『雲丹焼きおにぎり』は焼き加減もバッチリ、香ばしい香りが食欲を刺激します。もうすでにお腹いっぱいだったはずなのに、危うくおかわりをしそうになりました。雲丹のまろやかでほのかな甘さがホッとする味わいです。ごちそうさまでした!
一度訪れれば、「日本ワインって、ここまで種類豊富で美味しかったのか!」と実感できること間違い無しの『シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル』。メニューやグラスなど、随所に感じることができる細やかな心配りに、お店をつくった方々のワイン愛を感じ取ることができました! 夏限定のフェア『夏色スパークリングフェア』の開催は9月12日まで。是非この機会に日本ワインの魅力に触れてみてはいかがでしょう?
店舗概要:シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル
■営業時間:
平日(月〜金)ランチタイム11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)
ディナータイム17:00〜23:00(ラストオーダー22:00)
土・日・祝日 デイタイム11:00〜17:00
ディナータイム17:00〜22:00(ラストオーダー21:00)■定休日:不定休
■アクセス:〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5
アークヒルズ サウスタワー B1
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩10分
東京メトロ銀座線「溜池山王」駅徒歩10分■問い合わせ(電話&FAX):03-6441-2230
公式サイト
シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル
http://www.chateaumercian.com/places/tgb/[リンク]
シャトー・メルシャン
http://www.chateaumercian.com/[リンク]
食いしん坊万歳!
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。