『リアル鬼ごっこ』の撮影現場ってこんな感じ! 栃木県「大谷資料館」での非日常シーンに注目
トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜というトリプルヒロインに起用し、あのベストセラー小説の一部の設定だけをもとに、鬼才・園子温監督が作り出す映画『リアル鬼ごっこ』。7月12日より公開となり、その衝撃的な内容が話題となっています。
『リアル鬼ごっこ』は、“全国の佐藤さん”が鬼に殺されるという斬新な設定で中高生を中心に爆発的なブームを巻き起こしたベストセラー小説『リアル鬼ごっこ』を、園監督オリジナルストーリーで大体にアレンジした問題作。ハッキリ言って、これまでの“リアル鬼ごっこさ”はゼロですので、これから観る方はお楽しみに。
実は、筆者はこの映画『リアル鬼ごっこ』の撮影現場にお邪魔させていただいたので、完成した映画を観た時「おお、あの撮影現場はこういうシーンになるのか……!」としみじみしたものです。
まず、言っておきたいのが、撮影のほとんどは1月の真冬の極寒の中で行われたということ!! トリンドルさんが制服姿で生足、篠田さんはウェディングドレスで肩むき出し、真野ちゃんは陸上部ルックで肩も足も出まくりと超軽装で、観てるだけで凍えそうになるほど。女優魂を感じずには得られませんでした。
筆者がお邪魔させていただいた撮影現場は栃木県だったのですが、「大谷資料館」という石切り場が並ぶ場所にも行ってきました。
上の画像は公式サイトのスクリーンショットなのですが、日本各地が30度越えの猛暑の中、資料館の中の気温が10度ってハンパない! 真冬にこの中に入れば、どれだけ寒いか想像しただけでブルブルですよね。筆者はダウンジャケットにブーツ、カイロをたっぷり貼って挑みましたが、それでも体が芯から冷えて最後にはスマホも捜査出来ないほどになりましたね。
この「大谷資料館」は、石切り場や宮殿の様な雰囲気の壁が非常に珍しく、これまでも色々なドラマ・映画の撮影現場として使われてきました。
『るろうに剣心京都大火編』
『仮面ライダー電王・ゲキレンジャー』
『金田一少年の事件簿』(2001)
『セーラー服と機関銃』(1981)
などなど。ミュージックビデオの撮影も盛んで、
『Forever Love』X JAPAN
『SOUL LOVE』GLAY
『喧嘩上等』東京事変
『Orchestral Fantasia』水樹奈々
などなど、撮影実績多数! とても有名なロケ地だったというワケです。
栃木の豊かな自然と、非日常な空間で撮られた『リアル鬼ごっこ』。もう映画を観たという方も、背景に注目してみると「ここがその石切り場か!」と新たな発見があること間違い無しですよ。
また、筆者が撮影現場でお見かけしてビックリしたのが、斎藤工さん。この老爺が工さんですよ!? まるで別人。斎藤さんが老爺役を演じるのは初。特殊造形プロデューサー西村喜廣による特殊メイクは準備を含め4時間半かかり、一目見ただけでは斎藤だと誰も気づかない風貌になっています。
また、同じく齋藤さんは高校生役でも本作に出演しています。
園組初参加の斎藤さんは映画について「園組でのイメージを勝手に持っていたのですが、予想外に、なめらかな現場でした。撮影現場では、その場の嗅覚を園さんが先行させていくので、「生のうまみ」が作品に宿るのだなと確認いたしました。特殊メイクのシーンなどもあり、貴重な体験を楽しみながら、素晴らしい園組の一員として参加できてうれしいです」とコメント。彼が物語の中でどんな役割を果たしているのか? それは劇場でお確かめください!
(C)2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
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