ジョン・ボン・ジョヴィ「友情と政治は無関係」、共和党員へ楽曲使用を許可
ニュージャージー州出身のボン・ジョヴィが妻のドロシアと共に、民主党の有望大統領候補、ヒラリー・クリントンのための資金集めパーティーでホストを務めた翌日、彼の楽曲が共和党員クリス・クリスティの立候補を紹介する際に使用されていたことが明らかになった。
クリスティは6月30日、ニュージャージー州リビングストンにある母校で行った決起会で2016年の大統領選に立候補することを発表。その際にボン・ジョヴィの曲を数曲流したという。地元情報サイト“NJ.com”によると、スピーチの前に「ビコーズ・ウィー・キャン」と「イッツ・マイ・ライフ」を、ステージから去る際に「ウィー・ワーント・ボーン・トゥ・フォロー」を流し、その後、ジェニファー・ネトルズとの共演曲「フー・セイズ・ユー・キャント・ゴー・ホーム」も流したそうだ。
ボン・ジョヴィは長きにわたり民主党を支持しているにもかかわらず、自身の曲が共和党員に使われたことを認めている。彼はスポークスパーソンを通して米ビルボードに対し、「僕の友情は政治とは無関係だ。だからもちろん、彼にその曲の使用許可を与えたのさ」と語っている。
2010年以来、ニュージャージー州知事を務めるクリスティは、ニュージャージー州ニューアークで生まれた。ボン・ジョヴィはそこから南へ車で40分程の所にあるセアビルで育っている。
これまでにも、ニュージャージー州でレジェンド的なロック・アーティストの曲を使用しているクリスティ。ブルース・スプリングスティーンの熱烈なファンである彼は、2009年の就任パーティーで演奏してもらうよう試みたものの、昔から民主党を支持していたスプリングスティーンに断られたためカバー・バンドを雇ったということがあった。しかし、スプリングスティーンは2012年にハリケーン・サンディがニュージャージー州の海岸を襲った際、クリスティが行った復興活動に称賛をおくり、友人になったことを発表している。
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