着れば肌からビタミン吸収!?廃棄オレンジを使ったナノテク繊維がすごい
ミラノを中心に、最新のファッショントレンドを発信し続けているイタリア。
ヨーロッパを代表する柑橘類の生産国でもあるが、商品にならなかったり、加工過程で廃棄物として処分されるものも多く、その量は、なんと生産量の25%にものぼるとか!
・“ゴミ”から作り出す繊維!?
そんな膨大なもったいない“ゴミ”に着目したのが、イタリアの女性起業家Adriana SantanocitoさんとEnrica Arenaさん。
2人はこの柑橘類の皮から抽出したセルロースを使って、新しい繊維「Orange Fiber(オレンジ・ファイバー)」を開発した。
・注目の未来派繊維
ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)との共同研究の成果をもとに、2014年2月に会社を設立。
2014年9月には、ミラノで最初の試作品を発表し、注目を集めた。
・着れば肌がキレイになる!?
また、このプロジェクトでは、ナノテクノロジーを応用し、Orange Fiberに柑橘類のエッセンシャルオイルを配合した機能性繊維の実用化にも着手。
なんと、この繊維に肌が触れることで、繊維に含まれたビタミンCなどを肌から吸収できるという、驚くべき機能が!
“着るだけで肌がキレイになる”とあれば、製品化のあかつきには、日本でも大ヒットすること間違いなしだ。
環境負荷を軽減し、サステナビリティ(持続可能性)を意識したこのOrange Fiber。未来の繊維として、期待が高まるところだ。
Orange Fiber
http://www.orangefiber.it/en/
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