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ポートランドが住みたい街No.1の理由…ガイド本編集部に聞く

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全米住みたい街No.1といわれるオレゴン州ポートランド。人口60万人ほどの街に世界中から毎週300~400人の移住者がくるという。

近年、日本でも注目を集めており、独自の視点で編集されたガイドブック「TRUE PORTLAND」が好評を博している。そこで「TRUE PORTLAND」編集チーム MEDIASURF/BRIDGE LABの松井さんにお話を伺った。――ポートランドはいつから注目を集めているのでしょうか?

個性的な街そのものに世界が注目しだしたのはこの5、6年くらいです。現地在住者たちへインタビューすると、この10年ほどで街が大きく変化していると言います

――どんな変化が起きてきたのでしょうか?

少し前までは完全な住居エリアだったようなエリアに、小さくて雰囲気の良いレストランやカフェができ、人々が訪れるようになり、また違うレストランがすぐ近くに出店する、というように競争するのではなく助け合って共存していく、というのがポートランドの大きな特徴として挙げられます。そういった状況が街のいたるところで起きています

――では、ポートランドという街の魅力はどんなところに感じますか?

コンパクトな街のサイズ、多様性、自然との距離感、個性的なレストランやバーの充実など、あまたあるその魅力は尽きることがないとは思います。ひとつ僕らが挙げるとすれば、クリエイティブのハブになっているということでしょう

――クリエイティブのハブ? 一体どういうことでしょう?

例えば、NIKEのような企業のヘッドクオーターが、ポートランドから車で30分くらいのビーバートン(Beaverton)というところにあります。NIKEで働くために世界中の優秀な才能がポートランドに集い、そのNIKEと仕事をするためにクリエイティブエージェンシーやデザインオフィス、さらにはコラボレーションをするためにアーティストなども集まってきます。そうして創造性豊かな才能が集う街となり、かつその才能たちがどんどんと新しいことをやっていく。そこが大きな魅力としてあるのではないかと考えます

――なるほど。「TRUE PORTLAND」2015年版が4月に発行されましたが、編集する際に心がけたことはありますか?

タイトルにも『TRUE』とあるとおり、その街の真実の姿に迫るのがこのガイドブックの目的です。情報の鮮度が高いうちに、素材を加工せず、正直に伝える、というところでしょうか。もし編集作業を料理と捉えるならば、このガイドブックで取り上げるさまざまな場所や事柄は素材です。その素材をなるべくそのままのかたちで伝えられるよう、常に心がけています。また、現地に住む人たちが、この街に来たら“ここは外せない”という場所のみを掲載している、というのも大きな点です

――ところで、巷では宮城県石巻市がポートランドのようになるのでは、という声があるようですが…

地理的な要因が似ている、というのは面白いと思います。どちらの街も川が街の中心を流れていて、それに沿って街が発展しているという点。石巻も震災以降に訪れましたが、小さくても面白いことがどんどん起きているという印象でした。そういったところも、ポートランドに似ているかもしれません

日本各地でも、地域に元々あるものの良さを見直し、PRする動きはある。今後、ポートランドのように、世界の注目を集める街も出てくるかもしれない。●取材協力
TRUE PORTLAND
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/06/04/91552/

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