漫画家は請求書の書き方を知らない人も多い? 松山せいじ先生と代々木アニメーション学院のトラブルで

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松山せいじ

昨日5月25日、ガジェット通信では
「2008年のイラストの請求を今頃したら大変な事になりました」松山せいじ先生のツイートが話題に
https://getnews.jp/archives/970148[リンク]
という記事をお伝えした。

漫画家の松山せいじ先生が2008年に代々木アニメーション学院(代アニ)で10万円のイラストの仕事をした際、請求書を求められたが放置。2014年になって請求を行いトラブルになっていたというもの。松山先生は経緯を連続ツイートし、それらを自身で『Togetter』にまとめていた。

松山先生がまとめを公開した意図は不明だが、「自分の都合で請求書の提出を数年間放置した後に請求」「ストレスを子供にぶつけ泣かせたと告白」「福本伸行先生の画像を貼り付ける」等の行為に、まとめのコメント欄には松山先生への批判が多数書き込まれていた。


連続ツイートの中には「契約書に関しては、佐藤秀峰先生が問題視されていましたが」という文言があり、これを受けて『海猿』『ブラックジャックによろしく』などの作者である佐藤秀峰先生(@shuho_sato)がツイートを行っていた。

「2008年に代アニで仕事したイラストの請求を今頃したら大変な事になりました。 – Togetterまとめ http://togetter.com/li/826095  僕の名前も出ていたので感想を。 フリーランスなら請求書の書き方を知っているのが常識だけど、漫画家は知らない人も多いと思う。」
「漫画の場合、連載の打ち合わせの過程で、漫画家から出版社に見積もりは出せず、結果的に掲載に至らなかった場合、ネームなどの実作業分の代金は支払われな いのが一般的で、掲載に至っても原稿料がいくらか知らされず、ある日、口座に振り込まれることも多く、請求書を提出する慣習がないので。」
「松山さんが請求書の書き方を知らなかったとしても、特段不勉強だとは思わないけど、一般社会のルールに当てはめて考えると、不勉強と言われても仕方がないのだと思う。代アニの対応は普通。変わらなきゃいけないのは、ブラックなローカルルールがまかり通る漫画業界のほうだと思いました。」

とのことである。

また、『こどものじかん』などで知られる私屋カヲル先生(@watashiya)は

「漫画家も出版社じゃない仕事先でイラスト描いたりすると「請求書を出して」と言われますね。そんな時はここ使ってます。空欄埋めるだけでPDF保存、そのまま先方にメール添付して確認してもらうでOKよ(´ε`)pdf.rw.to/s/」
「内税外税ケースバイケースだし源泉とかよくわからんしそもそも事務作業死ぬほど苦手マンな私でも、「すいません教えてください」で生きていけるでよ(´ε`) v」

とツイートしている。

※画像は『Twitter』より引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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