可愛いぞ〜!猿の楽園感たっぷり、計100匹の猿が描かれた狩野派作品「百猿図」
江戸時代後期に活躍した狩野派、狩野栄信 [かのう ながのぶ](1775年−1828年 )が描いた作品「百猿図」がとってもユーモアもあり可愛い作品なんです。
百猿図は題名どおり計100匹のテナガザルが描かれた作品で、渓谷の中を猿たちが所狭しとひしめき合っています。
ある猿は手と手を繋ぎあってぶら下がり、ある猿は毛づくろい。細部に至るまでとても繊細な描写が見られる高度な技術が感じられる作品ですね。
百猿図という画題は狩野栄信が描いたこの作品以前からあり、図様自体は継承されたものなのだそうです。[参考: 静岡県立美術館]
猿が描かれた日本画といえば以前Japaaanで紹介した「江戸時代の絵でこの可愛さっ!伊藤若冲が描くゆるかわすぎるお猿にキュン死確定!」がとてもインパクトある作品として印象に残っていますが、今回の百猿図も負けず劣らずな描写力でステキ作品ですね。
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