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秋葉原で2000冊の無料配布を敢行! 長編SF小説『FEATHER』作者・七村謙氏「経営×科学の物語」

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アニメやアイドルの催し事が連日開催されている秋葉原ですが、まだ発売前の小説2000冊を無料で配るという、太っ腹にも程があるイベントが2015年3月21日に敢行されました。それだけでなく、秋葉原駅前UDXビルのさまざまなタレントが出演するステージで作品をアピールするという、大がかりな内容になっています。

「一体どこの大手出版の有名作家が?」と不思議に思いましたが、2014年に設立されたばかりのブループレスが新進作家のデビュー作のために仕掛けたというから驚きです。

その作品『FEATHER ~世界は、ひとつじゃない。~』は、1977年生まれで慶応義塾大学経済学部卒、元外資系コンサルタント勤務という経歴を持つ七村謙さんのデビュータイトル。

ベルギー・ブリュッセルのインターナショナル・スクールに集まった、世界的企業の社長の娘、金融機関のディーラーの娘、量子論学者の息子といった14歳の少年少女が、夏休みの課題研究中にM&Aを伴う企業経営と、タイムマシンの開発や未来に関わる陰謀に巻き込まれていく……というストーリーになっています。

七村さんは「リアリティのある経営と実践可能な科学を掛けあわせた物語を書いてみたかった」と本格的なSF作品に取り組んだ理由を説明。影響を受けた作品としてアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げ、「こだわったSFの世界観と、少年少女が成長していく様子を楽しんでほしい」と自信を示します。

UDX前には『FEATHER』の世界観を表したイラストの特大パネルが。七村さんによるとアニメ化も目標にしており、小説のイラストにもよー清水さん、やすのさん、早瀬あやのさんなどの若手絵師を複数起用。さまざまなクリエーターとのコラボレーションを探っているあたり、新世代の作品らしいといえるのではないでしょうか。



作品執筆だけでなく、今回のイベントの企画プロデュースも七村さんが手がけたもの。55人の女の子による限定チーム『COTORI』は、約2時間で全ての書籍を配布したとのこと。

「自分としては、小説というくくりではなく、コンセプトとして楽しんでもらいたいです」(七村さん)

イベントのステージはメインとサブの2会場。メインではアントニオ小猪木さんのパフォーマンスや星野みちるさんのライブなどを実施。サブ会場では、モデルとしても活躍中のPOCHIさんをはじめとする女性DJが場を盛り上げていました。

また、タレント・ニュースキャスターの大桃美代子さんや、モデル・歌手のIMALUさん、コスプレ芸人の長州小力さんが登場。『FEATHR』の魅力について語っています。

トークでは、作品でも重要な役割を果たすタイムマシンについて「坂本龍馬が本当にかっこいいのか見てみたい」(大桃さん)、「タイムマシンがあれば恐竜の時代に行ってみたい」(IMALUさん)と話す女性陣に対して、小力さんは「普段はあまり小説を読まないけれどハマった。(作品に出てくる)科学などの背景を知りたくなる」とマジメにコメント。“PR大使”の任をまっとうしていました。

イベントには、七村さんのたっての希望により楽曲『YES/NO』の提供が実現した川嶋あいさんがビデオレーターで参加。「続きが気になる内容で今後が楽しみ。曲も一緒に聴いてもらえると嬉しいです」とメッセージを寄せています。

大桃さんが「ビジネスモデルとしても注目」と舌を巻いた七村さんの『FEATHER』は、全9巻を刊行予定。「シナリオ、映像、文芸性において他の追随を許さない圧倒的なコンセプトアート作品を実現」することを目標に掲げており、プロモーションビデオの制作も予定されています。

「アニメ化に向けて声優さんを固めていきたいし、欧州が舞台なので、欧州で公開する際には実写もできればいい」(七村さん)と気宇壮大な展開を見据える作品でもあり、今後のプロモーションも話題を振りまくことになりそうです。

『FEATHER』公式サイト
http://www.feather00.com/

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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