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「こども電話相談室」に学ぶ、子どもの質問への答え方

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有名番組「全国こども電話相談室」が3月29日をもって終了

1964年にラジオで放送をスタートした有名番組「全国こども電話相談室」が、2015年の3月29日をもって終了すると発表されました。小学生の私にとっても、興味深く耳を傾けていた記憶がよみがえってきます。懐かしさはありますが、同番組が時代の流れによって終了することにも納得はできます。

背景には、もちろんインターネットの普及があります。今は小学生からパソコンもスマートフォンも、自由に使いこなせる時代です。疑問があればインターネットで検索して回答を見つけると思われますが、どんな回答を見てしまうのか、親としては恐ろしくもあります。

著名な「Q&Aサイト」を見ても、支持されている答えが必ずしも望ましもの、好ましいものとは限りません。また、文字だけで伝えることは、大人であっても捉え方、受け取り方によって異なる解釈になることもあります。まして子どもの場合、年齢や意図するもの、また読解力、理解力の差が激しく、大人よりもその傾向は顕著です。

大人が共に真摯に学んでいくという姿勢を保つことが重要

そんな中、子どもの質問には、親が積極的に答えようとする意識を持ってほしいと思います。重要なのは子どもからの質問に対し、大人が共に真摯に学んでいくという姿勢を保つことです。また、幼児から小学校低学年からの質問の場合、空想や想像の世界の中で質問をしてくることが多い傾向にあります。親には、その世界を壊さないような回答が求められます。

強く言っておきたいことは、子どもを決して否定しないことです。どれだけ突飛な質問でも、非科学的などと否定せず、子どもが大切にしているもの、関心を抱いているものを認めて下さい。子どもはしばしば空想の世界と現実世界を行き来しますが、それも正常な発達過程なのです。

大人が普段から前向きで未来志向、解決志向でいることが必須

子どもの夢を壊さず、むしろ、その空想をうまく使って話の中で何が善なのかを教えてあげましょう。「善」とは、未来に向かって建設的であることです。自分や他人を傷つけないこと、自分も他人も大切に大事にすることなどを理解させ、決して破壊の方向に進んでしまわない言い方、伝え方を選ぶ必要があります。

特に「どうしてできないのか」や「なんで自分はダメなんだ」などの質問に対しては、大人が子どもの安全基地になってあげてください。ただ、それには大人自身が普段から前向きで未来志向、解決志向でいることが必須です。子どものためにと思えば、そうなるための努力は苦にならないはずです。

(きくち みよこ/心理カウンセラー)

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