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感情入り交じる季節、アンビバレンツな気持ちにさせられる5曲

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3月は相反する感情が入り交じる季節です。温かい日もあれば寒い日もあり、悲しい別れの後に新しい人と出会えたり、また、今の場所から違う場所へ移る引っ越しシーズンでもあり、心も体も激しく揺さぶられるような感覚を抱く人も多いかもしれません。そこで両極端にあるテイストが1曲に収録されていたり、バンドのパブリックイメージを裏切るような楽曲をここでは選んでみました。ここに選んだ5曲以外にもそういう曲調はたくさんあると思うので、自分でも見つけてみるのも楽しいかもしれません。

1.「鬱くしき人々のうた」(’13)/マキシマム ザ ホルモン
鬱という言葉を曲名に入れ、さらに楽曲テーマに堂々と据え、パワフルかつエネルギッシュな曲調に仕上げられるのは、ホルモン以外にいないだろう。これは現時点での最新作『予襲復讐』の3曲目に収められ、2曲目「鬱くしきOP~月の爆撃機」というザ・ブルーハーツのカバーから組曲形式で聴くことで曲世界がグッと深まるナンバーだ。当時、作詞作曲を手がけるマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)の周りに鬱病やリストカットする人たちが多く、その人たちに向けた応援ソングになっている。もちろん、頑張れ!なんて言わない。《鬱くしき人々よ「0.5生懸命」にて勝て!》と歌詞で綴るセンスを含め、鬱くしき(美しき)人々に最大限のエールを送っている。

2.「光と影」(’09)/ハナレグミ
08年に解散したSUPER BUTTER DOGの永積崇(Vo/G)がソロとして活動し始めたハナレグミ。これまで太田裕美、小泉今日子などへ楽曲提供、TV CMのナレーションを務めるなど、多方面に才能を発揮している。09年にリリースされたシングル「光と影」表題曲は《闇の向こうの光を見に行こう》、《光の先の闇を見に行こう》という歌詞にも表れている通り、さまざまな状況に当てはまる抽象性と自由度の高い内容で引き付ける。生きて行く上でネガティブもポジティブも人生の糧になるんだ、と静かに語りかけてくれているようだ。特にやさしく、柔らかく、聴き手の深層意識にスーッと入ってくる彼の歌心は素晴らしい。その歌声にライヴで触れると、鳥肌が立つ瞬間が何度も訪れる。

3.「あなたに」(’01)/MONGOL800
言わずと知れた超名曲で、曲名を見ただけで口ずさめる人も多いだろう。この曲ほど温かさと切なさを同時に感じさせてくれる歌詞とサウンドは、そう見当たらない。01年9月16日に発売された2ndアルバム『MESSAGE』は、ジワジワと売り上げを伸ばし、インディーズ・バンドでは異例の280万枚以上のセールスを記録する。もちろん今なおバンドにとって代表作の一枚に挙げられ、名曲が多数収録されている。発売時期もアメリカ同時多発テロ直後ということもあり、楽曲の持つメッセージが時代性とシンクロしたことも大きい。平熱の言葉と感情、だからこそ、絶大なる共感を呼び起こした。“あなたに逢いたくて”のシンプルな言葉に込められた感情は14年経っても風化していない。

4.「Time Bomb」(’95)/RANCID
もうすぐ『PUNKSPRING 2015』の開催が迫っている。そこにも堂々と名を連ねるパンクのコワモテ兄貴集団…いや、今年結成24年目に突入する彼らはベテラン・パンクスの域に達している。見た目もいい感じで渋さが出ているが、血気盛んな魂は全く薄れていない。そのコワモテなルックスとは裏腹に、底抜けに明るいスカパンクで世界的な大ヒットを飛ばしたのがこの曲だ。3rdアルバム『…AND OUT COME THE WOLVES』に収録され、シングルカットもされ、日本にもその人気は飛び火した。何より踊れるリズムと飛び跳ねたくなる躍動感にギャップ燃え(?)した人たちも多いことだろう。ライヴでも必ずやってくれるに違いない。

5.「Goodbye to Romance」(’80)/OZZY OSBOURNE
今年2年振りにあの『OZZFEST JAPAN』が帰って来るということで、狂喜乱舞している人もいるだろう。OZZY OZBOURNEと言えばステージでコウモリを食いちぎるなど、多くのマッドマン伝説を持っている。だが、そのパブリック・イメージとは対極に美しいバラードもたくさん残している。ここではOZZYのソロ曲を紹介したい。3月19日に初代ギタリストのRANDY RHOADSが飛行機事故で他界し、今年で33年目を迎える。今なお愛されているギタリストで、命日には彼のお墓の前に世界中のファンが集まる(僕も過去に行きました)。そのOZZY&RANDYで作り上げたこの曲は、涙ナシには聴けない名バラードだ。この時期だからこそ聴いてほしい。

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