「美容のプロ」が語るスキンケアの基本と極意

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「美容のプロ」が語るスキンケアの基本と極意

 春になり暖かくなるのは嬉しい反面、気になるのは紫外線。さらに近年ではPM2.5なども加わり、肌の敵はますます増えていく一方。こうした状況を反映して、各コスメブランドは、女性化粧品のみならず、男性化粧品の開発にも積極的に取り組んでいます。

 老若男女問わず高まる美容への意識。しかし、せっかくスキンケアをしても、間違った方法で行えば、その効果は期待できません。

 美容業界に入って43年と、長年化粧品の研究、商品開発を行ってきた岡部美代治さんは、本書『ムダ美容をやめればキレイになる』のなかで、コスメ開発者の視点から、自分に合う化粧品の選び方や、知っておきたいスキンケア方法を指南。正しいスキンケアを行うための手助けをしてくれます。

 たとえば化粧品を使う際、岡部さんは「ライン使い」つまり、同じメーカーの同じブランド、同じシリーズのものでスキンケア化粧品を揃えて使うことをすすめます。これにより「主成分の効果を高めることが期待できる」のだそうです。

 あるいは、化粧品は同じシリーズのもので揃えていても、クレンジングは汚れを落とすだけのものだからと考えて、特にこだわっていない方も多いかもしれません。しかし、ファンデーションを開発するとき、オフするテストに使われるのは同じブランドのクレンジング。そのためクレンジングは、ファンデーションと同じメーカーのものにすべきだと、岡部さんはいいます。

「ファンデーションと同じブランドやメーカーのクレンジングを使えば、肌への負担を少なくすばやくしっかり、ファンデーションによる汚れを落とせるようになっています」

 さらに、様々なアイテムと同様、岡部さんが是非使って欲しいというのは、薬指。昔、女性が口紅をつけるのに薬指を使っていたこともあって、薬指をは美容の指と呼ばれるのだそうです。

「人差し指や中指に比べて、薬指は力が入りにくい。だから、皮膚が薄くてデリケートな目元に化粧品をなじませるには、薬指が最適」

 本書では、この他にも「お肌のゴールデンタイムの間に睡眠をとらないと肌は老化する」「シリコン入りシャンプーでは髪にダメージを受けやすい」といった、数々の美容にまつわる都市伝説の真相も明らかにされていきます。

「正しい知識があれば、間違ったケアやムダ美容もしなくてすみます。最小限のアイテムでも効果を上げることができます」という岡部さん。みなさんはスキンケア、正しくできているでしょうか?

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