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お笑い好きは今こそ「ガキ使」を見よ ダウンタウンの松本は、凋落なんてしてないぞ!

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コントや漫才のズバ抜けた才能で、知名度をゲットしたダウンタウン。しかし最近はどっちもめったにやらなくなった。お笑い界の大御所になれば、入ってくる仕事はバラエティ番組のMCばかりなのが日本の芸能界だ。

そんな最近の彼らを、ネットでは「ダウンタウンは昔の勢いはなくなった」と評価することがあるのだとか。でも僕はそんな評価に納得していない。毎週日曜深夜の「ガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)は、まだまだ面白いと思うからだ。
超一流の売れっ子がアイディアを実践する贅沢

確かに今は積極的に舞台に立つこともなくなったし、コントも漫才もしていないということが何年も続くと、思わず「芸人辞めたの?」と心配にもなってしまう。

ついでに言えば、最近はどの局も苦戦続きで、ダウンタウンが出演しているバラエティ番組も視聴率がイマイチのまま、たった数クールで終了ということも起きている。なんだか本当にダウンタウンはつまらなくなっちゃったように思えてしまうような(涙)

でも、こんなケースは、あくまでも企画にダウンタウンがほとんどタッチしていないことが非常に多いのも事実。これを彼らのせいにしちゃあ、酷というものだろう。

そんな中「ガキ使」の構成には、いまも松本人志が非常に深く関与している。番組の企画会議には、たいてい松本が忙しい合間を縫って参加しており、他の誰もが考え付かないようなコンテンツをポンポン生み出している。

超一流の売れっ子芸人が、毎度浮かんでくるどうしようもないアイディアを臆することなく実践し、新人芸人すらやらない罰ゲームを甘んじて受けたり、フェイクドキュメンタリー方式の企画で現場で行われている出来事の違和感を視聴者に楽しませたりするなんて、この番組ならではの手法だ。

2月22日、3月1日の2週にわたった企画だって格別だった。月亭邦正が自分の誕生日を記念し、他のレギュラーメンバーに自分への事実無根の感謝状朗読を要求! 嫌々ながら邦正が用意した感謝状を読むダウンタウン、ココリコ。でっちあげの感動に、邦正は涙を流して喜ぶ始末。これぞ「ガキ使」!こんな番組内容は、よそでは絶対に放送されないぞ!
25年以上続けることこそ才能のなせる業だ

「ガキ使」は深夜帯としては異例の長寿番組。毎週のように松本や優秀なスタッフの発想する未知の企画が次々に放送され、基本的に企画の使いまわしはしない。

せっかく傑作の企画が生まれても、マイナーチェンジを重ねて重ねて、どんどん別物にしてしまうし、完全なコピーは使わない。だから「サイレント図書館」あたりの傑作企画が生まれても、海外のテレビマンが注目したら、すぐに企画の権利を売っ払ってしまう。

確かに似たような企画をリバイバルすることもあるけど、それは年末の「笑ってはいけない」シリーズなど、普段「ガキ使」を観ない視聴者層を配慮してシリーズ化したものだけ。ただ、この年末特番が「ダウンタウンはつまらなくなった」と錯覚される原因になっている気がしないでもない。

巷には、松本が家族を持ったことで、若い頃のトゲ棘しさが薄まったという声もチラホラとあるようだ。それはある意味その通りかも知れない。だけど、コンテンツを創出する力は、まだまだ衰えていない。

闇雲にテコ入れと称して、人気タレントを大勢レギュラーに昇格させる他の番組と違う。同じようなメンツだけでも新鮮さを損なわない番組というものが、松本という芸人の頭の中から今週も生まれている。それを1989年から25年以上も続けていくことこそ、才能の成せる業だし、まさに驚異なのだ!

これを読んでもなおダウンタウンが劣化した、なんて思っちゃう君は、せめて1ヶ月だけでも、今一度「ガキ使」を視聴するべきだ! 今のテレビ業界の不振など無関係というような良質な笑いが、毎週末の深夜に君宛に届けられるはずだから!!(文:松本ミゾレ)

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