ゆるくないキャラ!? 北陸新幹線開業PRキャラ「ひゃくまんさん」のナゾに迫る!
北陸新幹線が開業する3月14日が近づいてきた。首都圏や北陸地方を中心にさまざまな関連イベントが行われている中で、ひときわ目を引く、とあるキャラクターが活躍していることをご存知だろうか?
その名は「ひゃくまんさん」。知る人ぞ知る存在ではあるが、Twitter上では「かわいいー! 」「やっと会えた!ご利益ありそう」など、目撃情報が続々と寄せられている。北陸新幹線開業を機にブレイク間違いなし!? ひゃくまんさんの魅力に迫った。
ひゃくまんさんのデザインが初公開されたのは2013年8月。体全体を彩るのは花や木々などの加賀友禅模様。顔にはヒゲをたくわえている。一目見ると忘れられない個性的なデザインに、発表当初は「ゆるキャラにしてはゆるくない」「わかりにくいのでは」と戸惑いの声も上がるほど。
しかし、愛称を公募すると約5000通もの応募が集まり、着ぐるみが完成すると「キラキラしてかわいい!」と評判に。今ではおよそ2日に1回のペースで県内外のイベントに登場するなど引っ張りだこだ。
イベント「ふるさと祭り東京2015」で愛嬌を振りまくひゃくまんさん。ひゃくまんさんの特徴はなんといっても、黄金に輝くボディに豪華絢爛な文様。郷土玩具の「加賀八幡起上り」をモチーフにしたふくよかな体は、石川県指定の産業技術「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」を使用している。
全身の金箔に輪島塗のヒゲ、加賀友禅の柄、「九谷五彩」と呼ばれる九谷焼独特の彩法など伝統工芸の技を生かし、約1ヶ月かけて手作業で絵付けされている。
石川県の伝統工芸と先端技術を総結集して作られたひゃくまんさんだが、2014年9月には2体目も登場。全身にCFRPを用いたことで、1体目と比べて約5kgの「ダイエット」に成功した。1体目は北陸を、2体目は首都圏を拠点に活動する「2体体制」を敷いている。
イベントに出演する際に配布されるリーフレット。そのあまりに個性的な存在感は「ゆるキャラ」とは明らかに一線を画すが、実際にひゃくまんさんは毎年開催されている「ゆるキャラグランプリ」にエントリーしていない。その意図を石川県の担当者に伺ったところ、「すでにゆるキャラは全国各地に何千体といますし、あくまでひゃくまんさんは北陸新幹線の開業PRに専念してもらおうと思いまして」と控えめなお言葉。
その甲斐あってか、ひゃくまんさんの活躍の場は関連イベントだけに留まらず、テレビ番組への出演や、須藤元気率いるダンスパフォーマンスグループ「WORLD ORDER」とのMV共演、約400種の関連グッズの発売など広がり続けている。
ひゃくまんさんグッズも続々と登場。今後も積極的に石川県のPRイベントなどに参加するそうだが、記念すべき3月14日の北陸新幹線開業当日は、地元のJR金沢駅で行われるイベントに参加予定とのこと。ぜひ生のひゃくまんさんに会いに、石川県を訪れてみてはいかが?
●ひゃくまんさん 今後の登場予定
3月7日(土)、8日(日)「いしかわ百万石物語展」(日本橋三越)
3月14日(土)「北陸新幹線開業イベント」(JR金沢駅)
3月21日(土)「ぐっと近くに春咲く北陸フェア」(JR大宮駅、JR上野駅)
3月22日(日)「ぐっと近くに春咲く北陸フェア」(JR東京駅、JR品川駅)
3月23日(月)、24日(火)「新発見北陸フェア」(JR東京駅)
5月2日(土)~6日(水祝)「いしかわ百万石・金沢祭り」(金沢城公園)
など
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