ワクワクワーク 『RUN&GUN』宮下雄也 ~前編~ 「1か月常にスケートを履いて生活していました」

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宮下雄也さん

世界は広い。仕事を通じて様々な人と出会い、強く実感しました。世の中には自分が知らない事がまだまだたくさんあります。でも人生は一度きり。振り返ることは出来ても、戻ることはかないません。自分とは違う選択肢を進んだ人がどんな人生を送っているのか気になりませんか? ワクワクワークは、様々な人にインタビューしていく企画です。

第1回は4人組男性ユニットRUN&GUNの宮下雄也さんにインタビューすることができました。RUN&GUNは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属ということもあり、歌って踊れて演じられて笑えるグループです。宮下さんはテレビアニメ『遊☆戯☆王5D’s』の主人公・不動遊星役やミュージカル『エア・ギア』パック役、『音楽舞闘会 黒執事 ~その執事、友好~』キリト役など俳優・声優をメインとして活動されています。

-『遊☆戯☆王5D’s』の声優という印象が強いですが、元々声優をやられているんですか?

声優は遊戯王が初めてです。RUN&GUNという4人組で歌やダンスを中心に活動していました。最近では芝居の勉強を積み、舞台やミュージカルなどをやらせてもらっています。RUN&GUNでの活動では、不定期ですが『RUN&GUN Stage』と題して4人を中心にミュージカルやストレート芝居をやらせていただいています。

-じゃあ普段は4人で活動、というより個々で活動が多いんですか。

個々が多いですね。あ、でも定期的に4人でライブイベントをやっています。4人で話し合って企画考えたり、コントをしたり。ルミネtheよしもとでやってます。今回で3回目なんですが、普通に下ネタも言うし、コントとかも本格的なんで是非。この前もRUN&GUNじゃなくて、PAN&GUNって言って、剣道の竹刀をパンにして……。

-パン道ですね。

そうです。「一パン! ニパン! 三パン! 四はん! ごはん!」「おぃぃぃ! お前今ご飯に心奪われたな!」みたいな感じでしたね。昔のジャンプのうすた京介先生の読みきりみたいな。そこで俺がパン道部に入っていって「すいません、ここパン道部の部室ですか?」って聞いたら先生が「パン道の部室ですかぁ、だと? ふん、ここが船橋のIKEAに見えるかね?」「いえ見えないっす」って……。本当にくだらない事ばっかりやってて楽しいですね。

-これは気になりますね。それにしても吉本のアイドルグループって珍しいですよね。

最近は曲出してないんで、アイドルっていうのもどうかなって。僕は舞台が多いんですが役者一本でやってて、アイドルって思ってもらっても居心地が良いんですけど、そういうことやってないから申し訳ない気持ちにもなります。俺は昔からずっとギターやってて、たまにイベントとかでも弾き語りをしたりするんです。

-ギターお好きなんですか?

15年くらいずっとやってますね。グレッチの『テネシアン』というギターを持ってます。暇なときは、ゲームやるか漫画読むか家でギター弾いてるかのどれかですね(笑)。

-なるほど。ところで、『遊☆戯☆王5D’s』の声優はどうですか。

そうですね。声優さんですと、小野坂昌也さんと仲良くさせていただいてます。現場で「僕誕生日なんですよ」って言ったら、「まじで?」って言って1万円札をほいって。

-流石ですね。

凄すぎですよね(笑)。小野坂さんは毒舌の面白い方です。トークライブなんかでも下ネタばっかり言ってて。

-意外と下ネタ好きなんですか!?

好きというよりは下ネタって扱うのが難しいですよね、。下ネタで笑わすのって難しいなと思います。下ネタで滑ったら……。

-あー取り返しがつかないですね(笑)。

もーカオスじゃないですか。

インタビューに答えていただきました!

-さて話は変えまして、宮下さんは様々な舞台に出演されていますが、舞台はどうですか。

お芝居の面白いところって、非現実的なところをやれることだと思います。芝居上でしかできないことっていうと、お客さんにエネルギーや元気を与えること。正直なくてもよい仕事なんですよ、役者って。娯楽ですから。でも、お客さんは泣いたり笑ったりしたいからお金払って観に来てくれている。お客様の為に何をしてあげられるのだろうって、自分自身ががどっぷり非現実の世界に入りこむしかない。だから、自分がその役になったらどうなるんだろうと常に考え続けています。お客さんが舞台を観て、泣いて笑って……すっきりしてくれたらな、と。その為に舞台をやってます。お金じゃないな、って思います。「なんで芝居やってるの?」と聞かれたら、嬉しいから、ですね。1つの空間で、お客さんからエネルギーをもらうし、俺もお客さんにあげられる。そうやって劇場内で陽のエネルギーがループするんですよ。俺は一生役者をやり続けたいです。バイトをしながらでも役者を続けたいです。

-だからこそ、伝わるし、伝えて来てくれるんでしょうね。

「俺の芝居見て元気でました!」みたいな手紙もらうと本当に嬉しいです。やってて良かったなって思えます。

-ミュージカル『エア・ギア』観させて頂きました。

あれは、舞台中にスケートをやるんですけど、かなりキツかったですね。足元ローラー付けてるので、滑って滑って……コケたらダサイし。スケートやったことなかったんですが本番まで1か月しかなかったんで、家にいるとき以外は常にスケートを履いていました。

-ずっとですか!?

マンション出るときも、電車に乗るときも履いてました。女子高生に笑われるんですよ。「あいつ、何、ださい」みたいな。でも、舞台上で笑われるくらいなら今笑われた方がいい、と思って頑張りました。

-どこかのお店に入ったりしましたか?

マクドナルド入って、サーッと滑って、止まって。「テリヤキ」「お客さん、困ります」ってなりましたね(笑)。

-ドライブスルーから行けば良かったですね。

あー上手いですね(笑)。『エア・ギア』でやらせてもらったパックという役はオリジナルのキャラクターだったので、自由にやらせてもらいました。「あーこのキャラクターはこんな時どう考えるんだろ」と考えながら。役作りの時が一番楽しいですね。本番よりも稽古が楽しすぎて。俺、Mなんで駄目出しとか好きなんです。

まだまだ続く宮下雄也さんへのインタビュー! 後編では宮下さんがニューヨークに行ったときに遭遇した“黄金の経験”についてなんかも聞いていきます!

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樹堂

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