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寺嶋由芙、ファンとの絆を見せた初ワンマンでメジャー・デビュー発表——OTOTOYライヴ・レポート

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寺嶋由芙が、2月8日に東京・渋谷WWWで初のワンマン・ライヴ〈Yufu Terashima 1st Solo Live 「#Yufu Flight」〉を開催。3時間近くにも及んだ熱狂のライヴは、ファンとの絆を強く感じるものだった。そしてアンコールでは、ユニバーサルミュージックジャパンのEMI RECORDSからメジャー・デビューすることを発表した。

チケットが早くから完売していたこともあり、場内は物販スペースも含めてかなりの満員。開演前から寺嶋の登場を待つ観客の熱気で満ちあふれていた。開演予定時刻より15分ほど押して場内が暗転すると、禁断の多数決のリミックスによる「猫になりたい! 」が流れるなか、スクリーンに「ゆふぃすと写真館」と題したスライド・ショーがはじまる。これは事前に募集していた、ゆふぃすと(寺嶋のファン)撮影による彼女のライヴ写真を集めたものだ。自分たちが撮影した写真ということで、客席からはたびたび歓声があがっていた。

幕が開くと、全員女性による4人編成のバンドがステージに。そして「まじめなアイドル」という彼女のキャッチ・フレーズにぴったりの白い衣装を着た寺嶋が、まぶしい笑顔で手を振りながら登場した。「好きがはじまる」からライヴがスタートすると、早くも息のあった手拍子と「ゆっふぃー」コールが場内に響く。続いて「恋人だったの」を披露すると、寺嶋は「はじまってしまいましたー!」と初ワンマンのステージによろこびを爆発。「ゆふぃすとの人、手をあげて」という呼びかけに会場のほとんどの人が手をあげると、「なんというホーム感(笑)」とよろこんだ。

「新規(ファン)を釣っていこうと思うので、みんなが知っている曲をやろうと思います」という彼女らしい曲紹介からスピッツのカヴァー「楓」を演奏。情感あふれるせつないヴォーカルに、客席は聴き入った。「後ろがイケメン・バンド・マンだとみんなが病むから」という理由でスタッフが選んだという女子ばかりのバンドの紹介コーナーでは、「推しを見つけて帰ってください」という寺嶋の言葉どおり、メンバーの名前が呼ばれるたびに観客は絶叫。そんな客席に「好きがはじまったみなさんに、もっとキュンとくる曲を」と話すと、ロック・サウンドが印象的な「初恋のシルエット」を歌った。さらにアップ・テンポな「好きがこぼれる」で場内を熱狂させると、バンド編成での演奏は終了した。

ここで再びスクリーンが降りると、ソロ初のCDリリースを発表した2013年12月23日の赤坂元気劇場でのライヴ映像が写しだされる。さらにレコーディングや、ジャケット撮影、憧れの安倍なつみからメッセージをもらった生誕イベントなど、ソロ活動を振り返る映像が流れた。

エメラルド・グリーンのドレスに着替えた寺嶋がひとりでステージに戻り、ソロでのパフォーマンスがはじまる。とびきりキュートな猫ポーズから3rdシングル「猫になりたい」を歌い、ライヴ初披露となる「お願いバッカス」では曲中にステージ・ドリンクで最前列の観客と乾杯してみせた。続いて、ドレスのスカートのすそをひるがえしながら「ジュリエットのパラドックス」へ。さらに2ndシングル「カンパニュラの憂鬱」では、「みんなまわるよ?」という言葉を合図に前方の観客がいっせいに駆けまわった。

「さてここで、お知らせがあります」と寺嶋が思わせぶりに話すと「辞めないでー! 脱がないでー!」という叫びが場内にこだまする。そんな客席を「大丈夫です(笑)」と諭すと、ふぇのたすとのコラボ・ユニット、”ゆふぃたす”としてCDをリリースすることを発表。そのCDにも収録されるふぇのたすのカヴァー「ヘッドホンガール」を披露すると、「ありがたす!」とふぇのたす流のあいさつで曲を締めくくった。

イントロから絶叫が響いた「contrast」や、タオルを一斉に振りまわした「ヒロインになりたい」など『好きがはじまる』収録曲を披露すると、客席の熱気はさらに上昇していく。盛りだくさんな物販紹介を経て歌った高速チューンの「ねらいうち」では、場内の盛り上がりは頂点に達した。

ここで寺嶋が「ほんとに楽しくて楽しくてなんですけど、あと1曲なんですよね」と残念そうに話す。客席からの「えー!!」という悲痛な叫びに「それなー」と返しつつ、「ソロ活動から1年ちょっとでワンマン・ライヴができて、みんなが集まってくれて、ありがとうございます」とファンやスタッフに感謝を述べる。そして4枚目のシングルのリリースを発表すると、客席と一緒に万歳してよろこびをわかちあった。

「みんなと一緒にフライトしていけるように、最後はこの曲で締めたいと思います。大事に歌いたいので、泣かさないでください(笑)」と話すと、1stシングル「#ゆーふらいと」へ。ここでファンが一斉に青いサイリウムを輝かせると、寺嶋はステージを駆けまわって愛おしそうに客席に手を伸ばす。それに応えるべく、精一杯の愛情を込めてサイリウムをふる客席。「とっても綺麗でございました。これからも続けていけるようにがんばります。ありがとうございました」と感極まりながら話すと、本編は終了した。

「カンパニュラの憂鬱」のアヒト・イナザワによるリミックスが流れるなか、スクリーンでは「ゆっふぃーと素敵な仲間たち」と題したゆるキャラたちとの写真のスライド・ショーや、「#ゆーふらいと」のアニメMVが上映された。そしてアンコールへ。「#ゆーふらいと」の衣装で登場した寺嶋は「懐かしいねー。良かった、まだ着れたよ(笑)」と安堵の表情。マドンナのカヴァー「ライク・ア・ヴァージン」を披露すると、「さみしいです。終わってしまうのが」と名残惜しそうに話す。さらに「ゆふちゃんのファンの人たちは本当にいい人だねって言われたんです。本当に誇りでございます。みなさま、いつもありがとう」と愛情たっぷりに話すと、客席は暖かい拍手で応えた。そんな気持ちを込めて歌われた岡村靖幸のカヴァー「だいすき」では、場内に「だいすき」コールが響いた。

ダブル・アンコールでは、寺嶋はTシャツ姿で登場。「ソールド・アウトで、ゆるキャラがスペースの関係上、来られないのでメッセージをいただきました」と紹介すると、チーバくん、ニャジロウ、カパル、オカザえもん、ちょうせい豆乳くん、有明ガタゴロウ、ふっかちゃん、うなりくんなど、ファンには馴染みのゆるキャラたちが次々とスクリーンに写しだされる。歌ったり踊ったり、手描きメッセージやテーブル・クロスひきを披露するなど、それぞれが個性的な方法で寺嶋にエールを贈った。

そして、この日最後の重大発表。「ご報告があります! 次のリリースが夏前にありますといいましたが、そのCDでメジャー・デビューします! 」と寺嶋が告げると、場内は祝福の大歓声に包まれた。寺嶋は顔を手でおおいながら「力が抜けた〜」と、しばらくその場に座り込む。再び立ち上がると「ゆふぃすとのみなさまの応援のもと、こうしてメジャー・デビューが決まりました。みんなが連れていってくれるメジャーなので、恩返しができるようにがんばります」と誓った。

「まだ全然実感がわかない」という彼女のために用意されたという、EMI RECORDSマネージング・ディレクターの中村卓からのメッセージ映像が流れつつ、寺嶋はソロ・デビュー時から支えてくれたディレクター加茂啓太郎やマネージャー飯島覚に涙ぐみながら感謝。さらにファンに向けて「ここにいるみんながいてくれないとさみしいので… ”推し増し”だったらちょっと目をつぶるから(笑)、これからも一緒にいろんな楽しいところに行きましょう。よろしくお願いします」と変わらぬ応援を呼びかけた。

「ゆかいなオタクと、かわいいバンドさんとライヴができて、本当に楽しかったです」と満面の笑顔で話すと、最後はバンドとともに「ぜんぜん」を演奏。「ぜんぶぜんぶ好きなんです」という歌詞に観客が「おれもー!」と返すと、寺嶋も「わたしもー!」と応え、暖かい空気に包まれたまま初のワンマン・ライヴは終了した。

ライヴ中の寺嶋は、歌えることやワンマンができるよろこびに満ちた表情が印象的で、まぶしい笑顔がますます輝いて見えた。そしてステージからはける最後の瞬間まで客席後方も気にかけながら繰り返し手を振り、何度もファンへの思いを口にするなど、ゆふぃすとへの愛情を強く感じた。そこから生まれた絆がこのライヴの熱狂を生みだし、メジャー・デビューへと導いたのだと思う。その思いとともに、メジャーというフィールドで彼女はより一層輝きを増していくことだろう。次はどんな素敵な笑顔を見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。(前田将博)

寺嶋由芙〈Yufu Terashima 1st Solo Live 「#Yufu Flight」〉
2015年2月8日(日)渋谷WWW

〈セットリスト〉
1.好きがはじまる
2.恋人だったの
3.楓
4.初恋のシルエット
5.好きがこぼれる
6.猫になりたい!
7.お願いバッカス
8.ジュリエットのパラドックス
9.カンパニュラの憂鬱
10.80デニールの恋
11.ヘッドホンガール
12.contrast
13.ゆる恋
14.ヒロインになりたい
15.ねらいうち
16.#ゆーふらいと
EN1.ライク・ア・ヴァージン
EN2.だいすき
EN3.ぜんぜん

・寺嶋由芙オフィシャルサイト
http://yufuterashima.com/

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