ひろゆきア然!クリエーターが自らお金をねだるゲーム『モリタポ乞食』

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【モゲラプロジェクト】ゲームピックアップ:モリタポ乞食

3/26にゲームコミュニティ『モゲラ』でリリースされ、その日のランキングでダントツ1位を取ったFlashゲームが『モリタポ乞食』。ひろゆき記者も自身のブログ『ひろゆき@オープンSNS』で「これはひどい。。」とエントリーしたその内容とは?

『モリタポ乞食』(『モゲラ』にて公開中)

タイトル画面で「おやじ」「おねえさん」「こども」からキャラクターを選ぶと、実写の動画が再生され「あわれな乞食でございます」「おめぐみを!」など、キャラクターが盛んにアピールします。仮想通貨『モリタポ』を使って画面にお金を表示してから「あげる」ボタンを押すと、「おありがとうござい~」など金額に応じてリアクションが観られる、というのがゲーム(?)内容。お金を払わなくても、何通りか再生されるアピール動画を観たり、紙くずなどをあげてリアクションを楽しむことができます。

Flash Playerが動画再生に対応したころ、ネットで話題になったコンテンツ『Subservient Chicken』を思い出します。こちらは画面に打ち込んだ命令に、ニワトリの気ぐるみを着た男がリアクションするという、チキン商品を宣伝するコンテンツとなっていましたが、『モリタポ乞食』は、お金をねだるというストレート過ぎる要求が逆にネタとして成立してしまうという、ある意味画期的なコンテンツになっています。

ひろゆき記者のブログを引用すると、

某ブラジル社でやっているモゲラというゲームコミュニティーがあるのですが、その中の「モリタポ乞食」がひどいです。

自社のサービスに言うのもあれなんですが、モリタポをあげると、おっさんとかおねーさんとか女の子が喜ぶ動画が見られるのですね。

(中略)

んで、乞食に払うというのを今回の「モリタポ乞食」で初めてやってみたわけですが、感謝されると、
優越感のようなものと
罪悪感のようなものを
両方を感じてしまったりするので、なんだか複雑な感じですよ、、、と。

と、その内容に困惑した印象が書きつづられています。その後は乞食の是非を巡って論ずる内容となっているのですが、このエントリーに対するコメント欄では、乞食の是非のほかに

・すごい切り口だね
・有限会社ポイントゼロが作った『モリタポ乞食』っていうゲームなんですね!
・こんな乞食いねーよ、と思ったら社長さんでした。本当にありがとうございました。

など、ゲーム自体を楽しんでいる声もあります。ん?「社長さん」だって?そうなんです。このゲームに登場する「おやじ」は、ゲームを作ったクリエーター本人。架空の乞食キャラクターを、本人が大熱演しています。おねえさんはアイドルの愛沢りん、こどもは子役タレント(?)の町田えいみが演じています。

『モゲラ』の掲示板では、「モリタポ課金システムの新たな道を切り開いた金字塔的作品では、ないかと。 」と絶賛する声もあり、クリエーターは大いに勇気づけられている模様。世界中でも例を見ない新しい課金方法のFlashゲーム、要チェックです(この記事の配信元はこちら)。

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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