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映像作家 小野ハナ、日本最古のアニメーション賞で快挙

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『澱みの騒ぎ』
第69回毎日映画コンクール」の、受賞作品が1月21日に発表となり、アニメーション部門のひとつ「大藤信郎賞」を、アニメーションコレクティブ・ONIONSKINのメンバーである小野ハナさんが受賞した。

今回、受賞となった短編アニメーション作品『澱(よど)みの騒ぎ』は、小野さんが東京藝術大学在籍時に制作した修了作品。

大藤信郎賞において、学生作品で、なおかつ女性監督の受賞は、同コンクール史上初の快挙となる。

気鋭の女性アニメーション作家の快挙と、これまでの活動

「毎日映画コンクール」は、毎日新聞社やスポーツニッポン新聞社などが主催する、1946年に創設された伝統と権威ある映画コンクール。

第69回を数える今回は、日本映画大賞に、熊切和嘉さん監督『私の男』、日本映画優秀賞に、呉美保さん監督『そこのみにて光輝く』、アニメーション映画賞に、西久保利彦さん監督『ジョバンニの島』が輝いた。

アニメーション部門の1つである「大藤信郎賞」は、1962年、日本で最初に開設されたアニメーション作品に対して授与される賞。

第1回の手塚治虫さんをはじめ、宮崎駿さん、大友克洋さんなどが過去に受賞し、近年では、今敏さん監督『千年女優』、Production I.G制作『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、湯浅政明さん監督『マインド・ゲーム』、STUDIO 4℃制作『鉄コン筋クリート』、山村浩二さんの短編アニメ映画『カフカ 田舎医者』などの錚々たる作品が受賞してきた。

今回、受賞した小野さんの作品『澱みの騒ぎ』は、約10分の短編アニメーション作品。44秒間のトレイラーが公開されている。

Trailer – 澱みの騒ぎ (Crazy Little Thing) Onohana from Onohana on Vimeo.

小野さんは、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍時に加入したアニメーションコレクティブ・ONIONSKINのメンバーとしても活動しており、手書きアニメーションの手法で、ブルータル・オーケストラ・Vampilliaの『endless summer』、『ice fist』や、VampilliaとBiSのコラボで話題となった楽曲『mirror mirror』のMVを手がけてきた。

彼女たちがどのようなコンセプトで活動しているのかは、過去にKAI-YOU.netで取材させていただいたインタビューでも語られているので、是非チェックしていただきたい。

映像チーム・ONIONSKINインタビュー MVとアニメーションの可能性

今回の前例を見ない快挙によって、さらに注目が集まるであろう小野ハナさん。今後の活動や作品の上映が最も期待される若手アニメーション作家と言っていいだろう。

現在は、個人プロジェクト「銀杏に雨」で、風景抽象アニメーションの短編作品『死ぬならこんな場所でがいい(仮題)』を制作中とのこと。3月に完成見込みで、今春から上映予定なので、動向に注目していきたい。

引用元

映像作家 小野ハナ、日本最古のアニメーション賞で快挙

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