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ガールズバンド最速の武道館公演を実現、Silent Sirenが新たに提示した夢とは?

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 Silent Siren(サイレント サイレン、通称:サイサイ)が昨年秋より各地を巡ってきた全国ツアーの最終公演として、メジャーデビューから2年2か月とガールズバンドでは史上最速の日本武道館公演を実現。結成当初から公言してきた夢を実現させた彼女たちが、新たな目標として提示したものとは……?

各メンバーのソロカットなどライブ写真計8枚

<読モが武道館に立つ サイサイ4年半の軌跡>

 『CUTiE』『ViVi』『mina』『Ray』といったファッション誌の読者モデルを務める女の子4人からなる彼女たち。結成は2010年になり、メンバーのひなんちゅ(梅村妃奈子 / Dr)と高校の同級生だったクボナオキをサウンドプロデューサーに、インディーズ時代はワンマンライブ会場でフリーマーケットも行うなど、自力とアイディアで地道な活動を続けてきたガールズバンドだ。

 ただ、当初は演奏技術も乏しく、周囲から「遊びでやってるんじゃないの?」「本当は演奏していないんじゃないの?」と言われることも少なくなかった。そんな大人たちをいつか見返してやりたい、何より自分たちのやりたい音楽を追究したい。そんな想いのもと、読者モデルとバンド活動を掛け持ちながら奮闘していく日々の中で、自信も根拠もなかったがそれでも常に口にしてきた夢、それが武道館でのワンマンライブだった。

<武道館で弾けたサイサイのエンターテイメント性>

 2015年1月17日、会場の日本武道館は、チケットが完売し9000人ものファンが一堂に会した。Silent Sirenを象徴するピンク一色に染まった場内のスクリーンに、メジャーデビューから日本武道館までの日々をまとめた映像が映し出される。「ツアーファイナル日本武道館へようこそ!」の一言で幕が上がり、念願のステージで響かせる最初の1曲にはメジャーデビューを飾ったシングル曲「Sweet Pop!」がセレクトされた。

 また、常々“エンターテイメント性もある楽しいライブ、初めて見た人も楽しめるライブ”を標榜する彼女たちだが、そうした想いはこの日本武道館公演にも隅々まで反映されていた。レーザーやミラーボール、シャボン玉に大きなバルーンといった舞台装置をはじめ、ゆかるん(黒坂優香子 / key)による振り付け講座やあいにゃん(山内あいな / b)がデザインしたバンドマスコットのサイサイくん、そして楽曲にシンクロして光るリストバンドなど目に楽しい演出から、対決に負けたメンバーが一発芸やモノマネを披露する恒例のサイサイコーナーまで。先に紹介したインディーズ時代から変わらぬエンターテイメント性で、老若男女が揃った観客全員が心から楽しめるライブを目指すのがSilent Sirenライブの流儀だ。

<演奏力は飛躍的に成長、音楽好きの女の子たちの夢が叶う時>

 一方の演奏やサウンド面では、結成当初やインディーズ時代から飛躍的に成長した音色を響かせてくれた。前述通り、当時はお世辞にも上手いとは言えなかった彼女たちだが、特にメジャーデビューした2012年秋以降、観るたびに進化していると思わされるほど、個々の演奏力もバンド全体のアンサンブルも強化されていった。

 ライブ中盤に披露された「KAKUMEI」は、年始にリリースしたばかりのニューシングルになるが、ドライブ感が心地よい低音や広がりのあるギターフレーズ、美しく流れるピアノの旋律と4人の音を堪能できるサウンドを背に、すぅ(吉田菫 / vo,g)のキャッチーながらどこか幻想的な歌声が突き抜けていく存在感のある1曲だ。この曲には「メンバーとスタッフで、革命を起こして光る明日へと突き進んでいきたい」という想いが込められているというが、その言葉を大仰と思えないほどの力を感じさせるバンドへ成長したと痛感させられる一幕だったと言えるだろう。

 こうして大盛況のうちに本編を終了させたSilent Sirenは、アンコールにてこのバンドで初めて作った楽曲「チラナイハナ」を披露した。このとき、4人はメインステージではなく、ステージ中央から客席に伸びた花道の先に用意された小さなセンターステージで同曲を演奏したが、このステージはインディーズ時代に通っていた練習スタジオに近い広さをあえて選んだそうだ。音楽好きの女の子たちが世間の偏見と戦い続け、手にした大きな夢。それがこの日に行われたSilent Sirenの初武道館公演だったのだ。

<アジアを経て世界へ…… サイサイが提示した新たな夢は?>

 さらに、今年の春から夏にかけての新たな全国ツアーと、バンド史上初となるアジアツアーを行うことが発表された。思えば今回の武道館公演のステージ上には、これまでSilent Sirenがワンマンライブを行ってきた各会場から虹がかかり、エンパイアステートビルやタイムズスクエアへと連なっていくセットが組まれていた。

 日本を象徴する日本武道館での公演を大成功へ導き、アジアを皮切りに世界へ羽ばたこうとする4人の新たな夢は、これまでに以上に大きく、果てしないだろう。しかし、だからこそこれからも注目したいと思わせてくれるポテンシャルを秘めているのが、Silent Sirenというバンドなのだ。

◎【Silent Siren Live Tour 2014→2015 冬 ~武道館へGO!サイレン GO!】
1月17日(土) at 東京 日本武道館
セットリスト:
00.Overture -VTR-
01.Sweet Pop!
02.ラッキーガール
03.LOVEのしるし
04.stella☆
05.ユメオイ
06.LOVE FIGHTER!
[サイサイコーナー]
07.Limited
08.「Are you Ready?」
09.恋い雪
10.KAKUMEI
11.LOST.W
12.DanceMusicQ
13.チャイナキッス
14.BANG!BANG!BANG!
15.爽快ロック
16.What show is it?
17.All Right~“今”を懸ける~
18.ぐるぐるワンダーランド

En1.チラナイハナ
En2.Starmine
En3.ビーサン

◎アルバム『サイレントサイレン』
2015/02/25 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
MUCD-8061/2 3333円
[通常盤(CDのみ)]
MUCD-1314 2667円

◎【Silent Siren Live Tour 2015 Spring → Summer ~サイレン VS サイレント~】
4月24日(金) 埼玉 三郷市文化会館
4月29日(水) 福島 郡山市民文化センター 中ホール
4月30日(木) 福島 郡山市民文化センター 中ホール
5月6日(水) 広島 広島アステールプラザ大ホール
5月9日(土) 大阪 NHK大阪ホール
5月10日(日) 大阪 NHK大阪ホール
5月17日(日) 千葉 市川市文化会館
5月23日(土) 群馬 前橋市民文化会館
5月30日(土) 新潟 新潟LOTS
5月31日(日) 新潟 新潟LOTS
6月4日(木) 宮城 仙台Rensa
6月7日(日) 栃木 栃木県教育会館
6月21日(日) 愛知 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
6月27日(土) 北海道 札幌市民ホール
7月2日(木) 福岡 福岡国際会議場 メインホール
7月10日(金) 東京 渋谷公会堂
7月11日(土) 東京 渋谷公会堂
7月17日(金) 台湾
7月19日(日) 香港

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