「無意識の嫉妬」の恐さに書店員が震えた一冊

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「無意識の嫉妬」の恐さに書店員が震えた一冊

 人の心には光と闇が存在します。
 僕の心の中にある闇を呼び出し、嫌悪と憎悪を増幅させ、自分も体験したことのない心の泥濘に足を取られながら書いてみました。「書く」というよりは、自分の心に浮かぶ像を「描く」作業だった気がします(『神の門』p226「あとがき」より)

 エッセイストであり、画家としても活躍している、ビジネス書ベストセラー作家の山?拓巳さんが、2年がかりで書き下ろした長篇の恋愛サスペンス小説『神の門』(きずな出版/刊)は美しい文体の中に、男と女の心情、無意識の嫉妬の連鎖が複雑に絡み合い、人間の感情のリアリティと恐ろしさを感じとれる一冊となっている。

 ネットビジネスで成功している天才画家・田宮洋介と、美人アシスタント高山師奈は、
 友人の紹介で出会い、ともに創作活動を進めていく。
 愛し合い、順風満帆な生活を送っていく2人だが、ある日突然暗雲が立ち込める。
 師奈が倒れ、洋介の前に突如恐ろしい姿の「死神」が現れる。
 「死神」は師奈の命と引き換えに、洋介にある取引を持ちかけるのだった……。
 果たして洋介は師奈を救うことができるのか? 過去と現在の人の想いが、壮大に展開していく物語。そして愛し合う二人に待ち受ける衝撃の結末とは?

 山?さんにとってこれが初めての長篇小説だが、街の点描とファッションの表情も生き生きとしており、構成力も確か。スピリチュアルな知識も詰まっており、自己啓発書が好きな人でも楽しめる。また「女の嫉妬の連鎖」というテーマは、他人事とは思えない身近さになっている。

 また、本書に対して書店員から絶賛の声が上がっており、「久々に読みながら体温があがった作品」(未来屋書店海老名店 西和美さん)、「読んでいるうちに、身を乗り出して文章を追っていた。普段ビジネス書を執筆している方が文芸書を書くとこうなるのか、と興味深かったです」(あおい書店春日店 店長 大西健文さん)、「この作品はまさしく小説界の「エクソシスト」だ。読んでいて教訓めいた言葉が随所に出ています」(大杉書店市川駅前本店 店長 鈴木康之さん)など、興奮と恐怖を隠しきれないコメントが出版社に届いているそうだ。
 山?さんのファンも、小説が好きな人も、手にとってページを開いてみてほしい。
(新刊JP編集部)


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