体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

社会派ラジオ局「FMわぃわぃ」が存続の危機に 募金活動始まる

政治・経済・社会
jj

1995年、阪神淡路大震災のおり、在日外国人のため災害情報を多言語放送したことをきっかけに神戸市長田区で発足したコミュニティ放送局『FMわぃわぃ』

P1160656

けっして利益に走らず約20年もの間、国内外の災害支援や地域共生に尽力してきた気骨ある放送局だ。

そのFMわぃわぃが今、存続の危機に瀕している。

長年の放送で老朽化した機材がとうとう故障してしまったのだ。

機材の新調に必要な費用は少なく見積もっても300万円強……ただでさえ苦しい運営状況のため、自己調達することは不可能。

ファンや関係者によって支援を呼びかける声が広がっているが未だ先行きの見通しは立っていない。

FMわぃわぃ運営スタッフの田口さんにお話をうかがった。

P1160677

筆者:FMわぃわぃさんは日本でもかなり早い時期に多言語放送に取り組まれた放送局として有名ですね。

田口:神戸市長田区は住民の10%が在日外国人なんですが、阪神淡路大震災の時に言葉の壁で災害情報をキャッチできない方が多かったんです。そういう方に向けて韓国語、ベトナム語、タガログ語、英語、スペイン語、日本語で放送を始めたのがうちの始まりでした。切迫した状況下だったので、当時は無許可放送だったそうです。

筆者:世界中の被災地や、近年では東日本大震災の被災地の支援活動もされているんですね。

田口:そうですね。いわゆるボランティアであったり、被災地の臨災害FM局立ち上げのお手伝いをしています。東北は意外に農家の奥さんで海外出身の方が多いので、多言語放送のノウハウも役に立てていただけますし。岩手県大槌町では、うちで番組をやっていたパーソナリティが移住して局を立ち上げました。

筆者:採算を度外視した社会事業に率先して取り組まれてきたんですね。番組のパーソナリティの皆さんもノーギャラで携わっておられるということですが。

田口:遠方から来られる方もいるのでせめて交通費くらいは……と思うのですが、なかなか実現できずにおります。NPO法人としての助成金、関連事業の収入をまわしてどうにか運営できてる状態なもので。

筆者:広告収入は厳しいですか?

田口:長田区の行政、局の方針に賛同してくれる方や、兵庫高校のOBの方たちに番組枠を買い取っていただいている例はあります。しかし……我々のやり方がヘタな部分もあるのかもしれませんが……長田は体力を持った企業が少ない地域なので今以上にスポンサーを集めることには難しさを感じますね。

1 2 3次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会