話題の”ゴミアート”! 作品に込められたアーティストのメッセージとは
”ゴミ”を再利用したアートが話題を呼んでいる。
制作者は「Bordalo II」の名で活動する、27歳のArtur Bordaloさん。ポルトガルの首都リスボン出身の、新進気鋭のアーティストだ。彼の創り出す作品の特徴は、”素材にゴミを使う”というもの。そして完成した作品は、元がゴミであったとは思えないほどの活き活きとした色彩と躍動感に満ちている。
精力的に制作に取り組み、次々と新作を発表して注目を集めている彼に取材を試み、その真意を聞くことに成功した。
――ゴミを使って作品を創ることには、何かメッセージが含まれているのですか?
「もちろんそうです。ゴミは資本主義や消費社会の産物です。動物や自然が、そうした社会の犠牲になっているというイメージを創るために、ゴミやガラクタを用いています」
――インスピレーションはどこから?
「日常の中からですね。何か考える取っかかりのあるものすべてから、インスピレーションを得ています」
風刺に富んだメッセージ性を、見る人誰もが楽しめる作品へと込める。そんな彼も、ずっと昔からこのような作品を創り続けてきたわけではなかった。ある作品を創ったのを機に、現在のスタイルが確立されたのだという。
「以前から多くの絵や彫刻を完成させてきましたが、今でも気に入っていて、さらに自分にとって革命となったのは、去年のクリスマスに仕上げた『the Gift for the mother Nature(母なる自然への贈り物)』という作品です。これはクリスマスに出た膨大なゴミで創った、巨大な”クリスマスプレゼント”でした」
大きなゴミ箱をプレゼントの箱に見立てたこの作品には、確かに現在の彼のスタイルの出発点とでもいうべきものが見い出せる。
新たな作品を生み出すごとに成長の軌跡を垣間見せるアーティスト「Bordalo II」ことArtur Bordaloさん。今後も彼の活躍に注目したい。
※画像はFacebookから
■関連リンク
・シュールすぎる走行姿勢が話題に
・宇宙×寿司の謎すぎるコラボ
・リアルすぎてヤバい恐怖のキャンプ
気になる話題を独自の視点でお届けするニュースメディア
ウェブサイト: http://jp.news.gree.net/media/scoopie-news
TwitterID: GREE_news_jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。