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飲み過ぎは高齢になると認知症を加速、中年ならば影響はない

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忘年会シーズンも目前、飲酒と認知症についての新しいデータが出てきた。

中年のときの飲み過ぎは認知症と関わりがないものの、高齢になってからの飲み過ぎについては、認知症の加速に関係しているというものだ。

米国テキサス大学医学部の研究グループが、認知症の専門誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・アルツハイマー・アンド・アザー・デメンテイアス誌オンライン版で9月7日に発表した。

脳のサイズにも影響

研究グループは、米国マサチューセッツ州フラミンガムで行われた多人数を対象として長期にわたって調査した研究データを利用。認知症やアルコール乱用歴のない高齢者を対象に、中高年の時期のアルコール消費と、その後の認知機能、脳の体積の変化との関係を調べた。

結果として、中年のアルコール消費が多くても認知症との関係はないと見られた。

一方で、高齢になってからのアルコール消費が多い人では、エピソードの記憶および脳の中でも記憶に関わる「海馬」の体積が低下すると分かった。

適度な量の飲酒にとどまる人は、高齢になってのアルコール消費の多い人と比べて、海馬の体積が大きかった。さらに、飲酒の少ない人はエピソードの記憶能力が高かった。

認知症が引き続き問題となる中、飲酒は認知症の観点からも注意したい。

文献情報 

Brian Downer et al.Effects of Alcohol Consumption on Cognition and Regional Brain Volumes Among Older Adults.Am J Alzheimers Dis Other Demen. 2014 Sep 7. [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25202027

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