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知る人ぞ知る“暗黒王子”と呼ばれたロッテのアノ選手が引退を表明!!

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 プロ野球界のこの時期は、各球団から戦力外通告を受けた選手たちが、来季への去就を決める時期である。育成選手で再契約する選手も含め、120人以上が悲劇の通告を受けた今オフ、ひとりの人気選手が静かにバットを置く。その選手の名は、塀内久雄。ロッテから戦力外通告を受けた、33歳だ。

 現役時代は、熱狂的なロッテファンから愛され、他球団のファンからも、いわゆる“ネタキャラ”として定着。数々の伝説を残したという。ネットでも話題になった塀内について、プロアマ問わず野球情報を発信している『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

     *   *   *

◎どんな選手?

 塀内久雄は、1981年7月7日の七夕の日に生まれた。幼少のころから野球に親しみ、高校時代は生まれ故郷の愛媛県立三瓶(みかめ)高に進学。野球部では通算30本塁打を放つなど、「四国のバース」と呼ばれていたという(詠み人知らず)。

 その後、1999年にドラフト4位でロッテに入団。待望の1軍デビューは、3年目の2002年。同じ内野手の小坂誠のケガもあって出場機会が増え、開幕直後にはプロ初打席初本塁打を放つなど、ファンにその名を知らしめた。

◎未完のスラッガーを悲運が襲う!

 チャンスを掴みかけた塀内だったが、右ヒザの十字靱帯を断裂。手術を受け、リハビリには2年を費やした。

 2004年にケガを乗り越え、2005年には地味ながら、内野手のバックアップ要員としてチームのリーグ優勝に貢献。阪神との日本シリーズにも出場を果たした。

 2006年にはプロ初の開幕1軍を経験するなど、レギュラーに手が届きそうな勢いを感じさせた。しかし、課題のバッティングで伸び悩み、送りバント失敗などの影響が、守備にも波及して、試合の大事な場面でのミスが目立ち、ファンを“やきもき”させる選手に成長してしまった。

◎折れたバットがまさかの直撃!!

 そして2008年、信じられないプレーが塀内を襲う。8月12日のオリックス戦で、塀内は三塁走者としてグラウンドに立っていた。打者・サブローはバットを折りながら、タイムリー二塁打を放つ。悠々とホームインする塀内。ところが、折れて宙を舞っていたバットが、こともあろうに塀内の頭を直撃。ホームイン後にうずくまった塀内は、担架で運び出される騒ぎとなった。

 さらに、この年の秋季キャンプ中には、キャッチボールをしていた塀内に、打球が直撃。またもや頭に当たり、頭蓋骨骨折の重傷を負ってしまう。ネット上では「暗黒王子」という呼び名も見かけるようになった。

 しかし塀内は、度重なる不運にも負けず、また這い上がってきた。内野の全ポジションを守る「スーパーサブ」としての地位を確立し、また2010年の日本シリーズでは、日本一を決める試合で代打に起用され、プレッシャーのかかる場面でキッチリとバントを決めて勝利に貢献した。「いぶし銀」と呼ぶにふさわしい数々のプレーは、ファンの心にしっかりと刻まれている。

 引退後は、ロッテの球団に残り、子ども向けに指導を行っている野球アカデミーの講師の仕事に就く予定だ。塀内の通算成績は、449試合に出場して打率.199、111安打、9本塁打。出場試合数以外は、1年で塀内の記録を超える選手もいるだろう。しかし、近年のロッテの選手では有数のファンに愛された選手であるのは紛れもない事実だ。

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