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みずほ銀行がリバースモーゲージをはじめて1年。その手応えは?

高齢者の暮らしを豊かにしてくれるリバースモーゲージ。日本でも普及しそう?(写真:iStock / thinkstock)

みずほ銀行が日本のメガバンクとして初めてリバースモーゲージに参入して、2014年7月で1年が経過した。その後、三菱東京UFJ銀行や地方銀行も取り扱いをはじめるなど、さまざまな動きがあり、業界の取り組みも活性化している。では、実際のところはどうだったのか、利用者の反応や課題、今後の展開について聞いてきた。家は残すものから活用するものへ。高齢者の意識変化が参入の背景に

リバースモーゲージとは端的にいうと持ち家を担保にして融資を受けるローンのことで、死亡時に住まいを売却するなどして一括で返済する([みずほ銀行が取り扱いを始めるという「リバースモーゲージローン」とは?]http://suumo.jp/journal/2013/05/29/44845/)。一般的に高齢者になると住宅ローンなどの借り入れがしにくくなるが、リバースモーゲージなら住みながら資金を手にできるため、アメリカなどでは比較的普及している商品だ。

日本ではまだあまり知られていないが、どうしてみずほ銀行では取り扱いをはじめたのか。その背景から聞いてみよう。ローン業務開発部業務開発チームで調査役を務める山口雅央さんは、こう解説する。

「高齢者世帯の増加に伴うニーズの高まりもありますが、大きいのは意識の変化です。今までの日本では、家は子どもが継ぐものという観念が一般的でしたが、近年、特に都市部にお住まいの方は“家は自分のために活用するもの”と意識が変化しつつあります。当行ではこうした時代のニーズに沿う商品として、取り扱いを開始しました」という。

さらに、国の動きとして、リバースモーゲージの必要性が提案されていたというのも参入の背景にあったのだとか。現在の手応えとしては、「問い合わせは多い」といい、あらためて高齢者の関心の高さが浮き彫りになったという。

「開始当初は、“東京都内で土地評価額4000万円以上の一戸建てをお持ちの方“を対象にしていました。現在ではご要望に応じて、東京神奈川千葉埼玉の一都三県までエリアを拡大、土地評価額2000万円以上の一戸建てをお持ちの方まで、ご利用いただけるようになりました」(山口さん)といい、需要を掘り起こしつつ、手探りで展開している面もあるようだ。では、こうして借り入れたお金はどのような費用として使われているのだろうか。

「リバースモーゲージには生活資金として利用されている商品もありますが、当行では、日々の生活資金ではなく“ゆとり資金“として使っていただく設計となっています。また、55歳から利用可能なので、まだまだみなさん若く、気力、体力がおありです。50代から60代の方の資金の使い道としては、海外旅行やご自宅のリフォーム資金などに充てられる方が多いですね」(山口さん)シニアの選択肢として定着するか。認知拡大が課題に

加えて多いのが、病気や介護に対しての「備え」としての使い道だとか。
「70代、80代の方で多いのが、病気や介護に備えるための資金や老人ホームへの入居資金としてご利用の方です。すぐに借り入れはしなくとも、必要なときにすぐに借り入れできるようにしておきたいという方もいらっしゃいますね」(山口さん)。

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