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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.6 大貫亜美(PUFFY)×オカモトコウキ(前編)

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OKAMOTO’Sのメンバーが友人はもちろん、憧れのアーティストなどをゲストに迎える対談企画第6弾は、オカモトコウキがサポートギターとしてライヴに参加した経験もあるPUFFYの大貫亜美が登場。コウキの身体に流れるPUFFYの音楽について、大貫の音楽遍歴、そして互いの共通点について、楽しくゆるやかな対談と相成りました。

 

 

 

——まずはお2人の出会いから聞かせてください。

コウキ「PUFFYのカヴァーアルバム(『PUFFY COVERS』)でOKAMOTO’Sが1曲(“ジェット警察”)カヴァーさせてもらったのが最初の接点ですかね。ただその時は会ってはいるものの、ちゃんとお話はしてないんですよね」

―あ、そうなんですね。PUFFYのカヴァーアルバムには色んな方が参加されていましたが、ご自身もセレクトには関わられたんですか?

亜美「はい。会社のルールもあって意外と頼める人も限られていた中で、OKAMOTO’Sにはやってもらいたいって話し合ってましたね」

―じゃあその頃からOKAMOTO’Sの存在は知っていたんですね。

亜美「OKAMOTO’Sのチーフマネージャーが、PUFFYをずっとやってくれてた人なんです。まだOKAMOTO’Sが事務所に入る前に、彼が『すげえ奴らがいる!』って沸いてて」

コウキ「えっ、そうなんですか!? 俺らにはその沸き具合を全く見せてくれないんですけど(笑)。でも亜美さんは俺らのことをそんな昔から知ってくれてたんですね」

亜美「うん。それでマネージャーから音源もらって、『こういう感じだったんだあ、なるほど! 納得!』って」

―それは初期の頃の音源ですよね。そこから実際にOKAMOTO’Sのカヴァーを聴いてみてどうでした?

コウキ「そうそう。感想が聞きたい」

亜美「ものすごく若いバンドってイメージしかなかったのに、あの曲を聴いたら、アレンジの仕方といい音といい『本当にOKAMOTO’Sなの? 実はおじさんがやってるんじゃ……』って思いました(笑)。それくらい渋すぎて、すごく良かった」

―渋いんだけどはっちゃけてるところもあって。

亜美「そう、やっぱり若者のフィルターを通した渋さが出るというか。枯れた渋さだったらベテランに頼めばいいけど、そこがまたいいところだと思う」

コウキ「よかった! ようやく感想が聞けました。すごく良いヴィンテージサウンドで録れるスタジオを使っていて、バンド的にも『結構すごいカヴァーだね』って満足してたんですけど、原曲が崩壊してるんで大丈夫だったかなって、実は怖くて感想を聞けなかったんです(笑)」

 

——2年越しで感想を聞いたんですね(笑)。コウキくんはPUFFYの音楽にどういう印象を持ってました?

コウキ「最近、思ってる以上に自分のギター(フレーズ)が渋いんだなって思い知らされることが多くて。それは絶対ね、ルーツミュージックを聴いてたからなんじゃないかなって思うんです」

亜美「ああ、うちの楽曲も、要は奥田さんが好きなやつだからルーツが結構古いんですよね。それをPUFFYというフィルターを通して聴いてたら、当然もっと古いことになるわけで」

コウキ「そうですね。今年の5月に1回だけサポートで演奏させてもらったんですけど、何回もおさらいしなくても、小さい頃から聴いてるからこういう感じだよねというのが体に入りまくってたんです。自分の土台には、PUFFYの楽曲や(奥田)民生さんの楽曲があるんだなと改めて思いました。その後、民生さんとのコラボレーションがあって、ちゃんと民生さんの曲をコピーして演奏したこともあって、自分のルーツがわかりましたね」

−−なるほど、もう自分の中に流れている一部になってるんですね。

コウキ「はい、音楽的にはそういう感じなんですけど、思い出したことがあって。SMA40周年のイベントの打ち上げで、黒猫チェルシーのギターの方(澤竜次)が酔っぱらって崩壊されて……(笑)」

亜美「ライヴは観にこれなかったけど、打ち上げに間に合った人ですね(笑)」

コウキ「それで『あれはやばかったね』って話で盛り上がって。それがプライベートでも仲良くなるきっかけかもしれないです」

亜美「そうね。あれは盛り上がったよね」

コウキ「竜ちゃん、壁をよじ登ってましたから(笑)。楽しくなっちゃったんでしょうね」

亜美「フリードリンクでカウンターにワインが並んでたんだけど、そこに行ってワーっと飲んでフラフラ~とどこかに行ってまた戻ってワーっと飲んで……」

コウキ「タクシーに乗せて帰らせたんだけど、途中で降りて道に倒れてたという(笑)」

亜美「それをけいちゃん(岡本啓佑/黒猫チェルシー)が見つけたんだっけ」

コウキ「そう。だから本当に最近ですね、ここまで仲良くなったのは」

亜美「もう超ホームな感じだけどね」

——ルーツも人柄もありつつ、亜美さんもギター弾かれるし、そういうのも仲良くなるきっかけかもしれないですね。亜美さんはギター歴何年くらいなんですか?

亜美「何年だろう……。でもすっごい初めの方のPUFFYのアルバムのギターソロとか、私が弾いてるんですよ」

コウキ「マジっすか!」

亜美「民生さんに教わってて、その時は本当に言われるがままに『ハイ!』って。もうすごいグチャグチャだったんだけど……まだ上達してない(笑)」

コウキ「(笑)。今度弾いたやつを教えてくださいよ! こっそり」

亜美「いいよ」

コウキ「えー、また弾いてほしいな」

―ライヴでも弾いてましたよね?

亜美「ちょいちょい。やってもいいかなっていう時はやるんですけど、1人が弾いて1人が弾かないとアコースティックデュオみたいだなって(笑)」

コウキ「(笑)。由美さんは弾かないんですか?」

亜美「由美ちゃんはもう弾かないって言ってる。“MOTHER”のPVで弾いてるんだけど、『やっぱりヤダ!』って(笑)。いいリッケンバッカー持ってるんだけどね」

コウキ「あのジャケットに写ってるやつだ! いいなあ」

―元々ギター興味があったんですか?

亜美「うん、うちはお父さんも弾くから。小さい頃から、日曜日になるとカントリー&ウェスタンがかかってました。西洋かぶれしてたんです(笑)」

コウキ「西洋かぶれって(笑)」

亜美「友達の家でホームパーティやると、プロのカントリー歌手の人が来て、バンジョー鳴らしてなんとかどうのこうの~! みたいな」

―すごいですね! じゃあ耳には残ってるし、ちょっと触ったりもしてたところから民生さんに教えてもらって。

亜美「民生さんの古いギターを触って、何も知らずに『これいいね、弾きやすくて!』とか言ってましたね、すごい高いやつを(笑)。そこから1ツアー終わるごとに1本づつ買っていってるからもう結構貯まってます。次、そのギターを澤が使いますよ」

コウキ「めっちゃうらやましい!」

―ドキドキする(笑)。あの人、壊さないかな、大丈夫かな……。

亜美「あははは」

コウキ「何本くらい持ってるんですか?」

亜美「何本だろう……」

コウキ「絶対俺よりいいギター持ってるじゃないですか」

亜美「1個いいのがあるよ。この間、民生さんから借りパクみたいにしちゃった(笑)。私の車と交換したんだけど、それが一番いいギター。いつでも使って!」

コウキ「使ってみたいです! 本当に使いたい。取りに行きます」

―いい先輩がいてよかったですねえ(笑)。しかし亜美さん、こうやってお話していると本当に根っからの音楽好きなのがわかります。

亜美「でも自分でやろうとは思わなかったんですけどね」

コウキ「一度、亜美さんの車にライヴ終わりに乗せてもらったことがあるんですけど、その時にかかってたセレクトがすごく良くて、グッときたんです。クイーンや、色んな音楽がかかっていて盛り上がりました(笑)」

 

―クイーン! 亜美さんはカントリーから始まり、どんな音楽を聴いてたたんですか?

 

亜美「小中学校でカントリー&ウェスタンをずっと聴いてて、その反動で高校に入ったらハードロックになって、メタルとかハードコアに行きました。で、パンクロックに目覚めて。ユニコーンとか聴いたのは民生さんと会ってからです(笑)」

コウキ「会ってからなんですね」

亜美「TVKで伊藤政則さんがやってる番組(『ROCK CITY』)があって、すっごい観てたの! そごうで録ってたんだけど、何なら自分の好きなアーティストが出てる時とかそごうに行こうとか思ってたもん。それくらい好きだった。その流れでTVKを観てたらユニコーンが出てて、みんながバンダナの四隅を結んで被ってるくらいの時代だったのよ。で、この人たち面白いな、コミックバンドかなと思ってた(笑)。それがまさかねえ……」

コウキ「(笑)。相当変わってますね、音楽遍歴が」

亜美「そうかなあ」

コウキ「高校の時にメタルを聴いてたってことですよね」

亜美「ちょいちょいロカビリーとかも。友達が増えるごとに色んな音楽を知るでしょう? 『こういうの好きなんだよ』『そうなんだ、じゃあ聴いてみるね』『いいね』みたいな。その中にブランキー(ジェットシティ)とかも入ってきて」

コウキ「へえ。でも聴き方は同じ感じがして嬉しいですね」

(中編へ続く)

 

撮影 中野修也/photo  Shuya Nakano

文 桑原亮子/text  Ryoko Kuwahara

 

PUFFY

大貫亜美、吉村由美によるユニット。1996年、奥田民生プロデュースによるシングル“アジアの純真”でデビュー。
その後、“これが私の生きる道”“サーキットの娘”“渚にまつわるエトセトラ”など次々とヒットを連発。
アジア・北米など海外での音楽活動も積極的に行い、各国で人気を博している。

2004年11月からは、全米NO.1アニメチャンネルである「カートゥーン・ネットワーク」にて、 彼女たちを主人公にしたアニメ番組「ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ」がスタート。その初回放送が過去最高視聴率を記録し、110カ国以上で放送される。2006年には国土交通省よりビジットジャパンキャンペーン米国親善大使を任命されるなど、
日本のポップ・アイコンとして世界を舞台に活動中。10月10日の大阪・梅田CLUB QUATTROを皮切りに3年ぶりのライヴツアー“SWAG,SWAG,SWAG”が開催。詳細はHPにて。

http://www.puffy.jp/

 

 

OKAMOTO’S

OKAMOTO’Sオカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)。2010年5月にアルバム『10′S』、11月に『オカモトズに夢中』、2011年9月に『欲望』を発売。2013年1月に4thアルバム『OKAMOTO’S』を発売し、7月には両A面シングル“JOY JOY JOY/告白”を、11月6日にニューシングル“SEXY BODY”をリリース。2014年1月15日に岸田繁(くるり)を迎えた5th アルバム『Let It V』を、8月27日にはRIP SLYME、奥田民生、黒猫チェルシー、
東京スカパラダイスオーケストラ、
ROY(THE BAWDIES)らとコラボを果たした5.5 thアルバム『VXV』を発売。5周年アニヴァーサリーツアー「OKAMOTO’S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!」が9月21日の札幌PENNY LANE24からスタート。ツアーファイナルは10月25日、東京・日比谷音楽野外大音楽堂。

http://www.okamotos.net

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