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大型台風やゲリラ豪雨、自宅の水害対策はどうしたらよい?

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【今週の住活トピック】
大型台風やゲリラ豪雨における住まいの対策に関する調査/LIXIL住宅研究所
http://www.lixil-jk.co.jp/pdf/140926taifu.pdf

近年、自然災害によるさまざまな被害のニュースをよく耳にする。LIXIL住宅研究所が行った調査では、過去に大型台風やゲリラ豪雨で、自宅に被害があった人が37.1%もいるという。自宅への自然災害による被害は、もはや他人事ではない。どう備えたらよいのだろう。大型台風やゲリラ豪雨による自宅の被害、4人に3人は不安を感じている

全国の持ち家一戸建てに住む550人(既婚女性)に聞いたところ、大型台風やゲリラ豪雨に対して自宅に不安があるのは76.9%。不安を感じる内容では、「停電などライフラインが絶たれる」が63.4%で最多。続いて「暴風により家屋に被害(破損)が発生する」55.6%、「暴風雨により窓ガラスが割れる」42.8%が上位に挙がった。

実際に、過去大型台風やゲリラ豪雨で自宅が「被害にあった」のは37.1%。具体的な被害については、「植木や植木鉢が倒れた(壊れた)」63.2%、「自転車やバイクが倒れた(壊れた)」23.5%など、比較的軽微な被害が多かった一方、家屋の損壊や床上浸水など家屋そのものに重大な被害があったケースも見られた(図表1)。

【図表1】過去、大型台風やゲリラ豪雨で実際の被害は?(複数回答・自宅に被害があった204人が対象)(出典:LIXIL住宅研究所「大型台風やゲリラ豪雨における住まいの対策に関する調査」)

また、大型台風やゲリラ豪雨の接近が予想されたときに、「具体的な対策を実施した」のは75.5%と意外に多い。しかし、どのような対策を行ったかについては、「物干し竿など飛びそうなものを片付けた」58.8%、「雨戸をしっかり閉めた」58.3%が上位で、土のうを積むなど大きな被害に備えた対策は少ないのが実態のようだ(図表2)。

【図表2】大型台風やゲリラ豪雨の接近が予想された時に実施した具体的な対策は?(複数回答・具体的な対策を実施した415人が対象)(出典:LIXIL住宅研究所「大型台風やゲリラ豪雨における住まいの対策に関する調査」)建てる前にできる水害対策は?

LIXIL住宅研究所の資料には、「水害に強い家づくり」のための対策についてもまとめられている。
まず、建てる前にやっておきたいこととして、各自治体の「ハザードマップ」を確認することを提案している。ハザードマップとは、災害予測図のこと。水害に限らず、地震や土砂災害、噴火などの発生が予測される自然災害について、その被害の範囲や程度、避難路などが地図上に表示されている。まずは、自宅周辺の災害危険度を理解することが大切なのだ。

ハザードマップで被害が想定されていたとしても、それだけで家を購入してはいけないということにはならない。ポイントになるのは、予想される危険度に対応した建て方をしているかどうかだ。
LIXIL住宅研究所の資料によると、水害、特に床上浸水の被害を低減させるには、土地をかさ上げしたり、基礎部分を高くして周辺より家自体を高くすることや、周囲を塀で囲んだり、建物自体を防水性のある建材で囲んだりして浸水の影響を抑えることなどが有効だとしている。

【図表3】床上浸水を低減させる工夫(出典:LIXIL住宅研究所ニュースレター「大型台風やゲリラ豪雨に強い住まいづくり!」)大型台風やゲリラ豪雨の浸水対策は?

また、調査結果で「土のうを積む」対策の比率が低かった(図表2)ことから、LIXIL住宅研究所では暴風対策に比べて浸水対策が忘れがちになっていると分析。浸水被害を防ぐための対策として「敷地の入り口や玄関前」などに土のうを積むことに加え、雨水などが下水道に逆流する場合に備えて、「トイレやキッチン、浴室、洗濯機などの室内の排水溝」を土のうや水のうで塞ぐことも効果的であると提案している。

また、万一浸水してしまったら、早急に床下や室内に入り込んだ汚水などを排出し、床下や基礎部分など建物を乾かすことが重要だという。

近年の異常気象は、想定外の被害をもたらす可能性を高めている。どういった被害が起こりうるのか、どのような対策をしておけば被害を低減できるのか、事前に適切な情報を集めて早めに対策をとることが、自宅と家族を守るためにも大切なことだ。
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/10/08/70753/

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