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仕事を辞めずに、成長企業の経営に「サンカク」できる――リクルートキャリア秋山氏が描く「新しいキャリア像」とは?

仕事を辞めずに、成長企業の経営に「サンカク」できる――リクルートキャリア秋山氏が描く「新しいキャリア像」とは?

いまの仕事は辞めたくないが、新たな経験を積んでみたい――。そんなふうに考えているビジネスパーソンはいないだろうか。9月3日から始まった「サンカク」は、そんな人向けのウェブサービスだ。

「人と仕事との出会い方を変える新規事業アイデアについてのディスカッションにぜひサンカクを!」

「『フィリピン留学』を日本社会に普及させるための戦略立案・アイディア出しのディスカッションにサンカク求む!」

現在はまだベータ版だが、すでに12社(9月17日現在)の成長企業が「いまの仕事は辞めなくていいから、知恵を貸してくれ!」と呼びかけている。

この事業に、どんな意図が込められているのか。「サンカク」を担当するリクルートキャリア・次世代プラットフォーム統括部の秋山貫太氏に聞いてみた。
普段の仕事では感じられない「リアルな経営の悩み」に直面

――サービス開始から3週間ほど。どんなユーザーが登録していますか?

秋山: 30歳前後の、比較的大手企業に勤めるビジネスパーソンが多いです。いまの仕事にも比較的満足しているが、もう少し成長したい。そんなユーザーが多い印象です。

必ずしも「会社に不満」「組織がイヤ」という動機ではなく、「いまの会社で活躍しながら外で活動してみたい」という欲求が高く、提供できる経験やナレッジを持っている方が多いですね。

私の周囲でも、大手企業で5年くらい頑張ると、「今後のキャリアどうしよう」とか「今の環境ではマネジメントや経営に携われない」といった声が多く聞こえます。そういうギャップを埋めたいというのがサービス開発の起点なので、想定どおりのユーザー層が集まっていると思います。

――ビジネスパーソン個人にとって、サンカクを利用するメリットについて教えてください。

秋山:メリットは主に2つあります。1つは「腕試し」。「自分の経験と知識を社外の場で試してみたい」「社外で自分を必要としてくれる人や組織に貢献したい」という欲求を叶えてもらう使い方です。

もう1つは「成長の場」。他の会社の経営者とディスカッションすることで、普段の仕事では感じられないリアルな経営の悩みや事業課題に触れることができます。ディスカッションを通じて、「自分の経験ってこんなところで生きるんだ、喜ばれるんだ」と自己認識できます。

それとは逆に、自分に不足している知識やスキルも確認できる。そうして自分の立ち位置が確認できると、すぐに「転職する」「起業する」わけでなくても、自分のキャリアを考えるきっかけになると思います。

日本はまだ「転職ありき」の世の中ではないので、キャリアに対しても慎重な人が多い。いまの組織にいると「自分が積みたい経験が積めない」「就きたいポジションに就けない」という人も、今までは自社で頑張るしかなかった。「サンカク」ではそういう人に対して、社外で経験を積むきっかけを提供したいと思っているんです。
「オープンイノベーション」を求める企業にニーズ

――逆に、企業側にはどういうメリットがあるのでしょうか?

秋山:世の中的には、自社内だけで課題を解決しようとするのではなく、広く外部の知見を活用していく「オープンイノベーション」の流れがありますよね。まさに企業側のメリットはそれで、サンカクを通じて外部のナレッジを使える、アドバイスを受けられるところにあります。

コンサルタントや専門家を入れるほど緊急の課題ではないが、新しい事業課題・経営課題について、業界で活躍するビジネスパーソンに知恵やアイデアを求めたい。そういう経営者や事業担当者が、各界のビジネスパーソンに出会える場になればと思っています。

――企業側から課題解決を求められるわけではないんですね。

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