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最速ミニ・レヴュー! 突如としてトム・ヨークが8曲新作を発表! 1曲フリーDL可能

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なんと、いきなりトム・ヨークが8曲入りの作品『Tomorrow’s Modern Boxes』を発表した。

本作は突如として特設サイト「http://tomorrowsmodernboxes.com/」(リンクは下記)にてリリースされたものだ。購入方法はふたつ+1曲のお試しフリー・ダウンロードがある。まずは180Gのホワイ・ヴァイナルを中心とした豪華なパッケージで、こちらはFLAC/WAVのロスレス音源(音質に関しては特記はない)に加えて、MP3もダウンロード可能、値段は$50(現在約5460円)。そしてもう一方はMP3+ビデオのmp4ファイルをサイトから購入する方法で$6(現在約655円)。

後者はP2Pによるダウンロード・サービス”BitTorrent“を介したもので、購入に進むと”BitTorrent“のクライアント・アプリがダウンロードされ、PayPalでの課金後、“BitTorrent“経由でダウンロードされる。フリー・ダウンロードも同じく、“BitTorrent“を介して、ダウンロード・フォルダ(Preference→Directoriesでフォルダを確認)にダウンロードされる。フリー・ダウンロードには1曲目「」とそのビデオのmp4ファイルが収録されている。

収録曲は8曲で、最近の彼のプロジェクトでもある、アフロビートを主体としたAtoms For Peaceとは違った実にシンプルなエレクトロニック・ミュージックとして制作されている。『Eraser』の延長にはあるが、その音像はダークでミニマル、よりディープにエレクトロニック・ミュージックに寄り添ったサウンドと言えるだろう。

アルバムのはじまりは、フリー・ダウンロード可能な「A Brain In A Bottle」は、サウンドをクリアに、そしてビート・ダウンしたブリアルというか、シンプルなベース・ラインとパーカッシヴなドラム、そしてトム・ヨークの幽玄なヴォーカルが乗っていく。2曲目「Guess Again!」は、2ステップ的なガラージ・リズムと陰鬱なピアノが鳴り響く、3曲目「Interference」はもはや彼の歌すらも聞こえない、アンビエント・テクノだ。そこから立ち上がるように動きだす4曲目「The Mother Lode」もまた2曲目をさらに展開させたような抑え気味にパーカッシヴなガラージ・ステップが囁くようなトムのヴォーカルとともに力強く進む。5曲目の「Truth Ray」はヴォーカルとともに、ボーズ・オブ・カナダじみたサイケデリックでシンプルなダウンテンポが展開され、6曲目はそのダークな雰囲気を引き取りながらも続くトム流のディープ・ハウスといった感覚の作品で、もはや自身の歌もチョップされたヴォイス・サンプル程度しか使われていない。7曲目「Pink Section」は「Interference」と同様のインタールードじみたアンビエント調のトラックだ。ラスト・トラックは「Nose Grows Some」もまた、ボーズ・オブ・カナダじみたサイケデリックなシンセのレイアーがドラマティックにトムの声とともに空中へと浮かぶ、ダウンテンポ・トラックとなっている。

ファースト・ソロ『Eraser』から、気づいたら8年もの月日が経っているが、その間に彼が言及したフェイヴァリット・アーティストやシーン、共演したアーティストを考えれば無理もない、そんな感覚のある作品だ。
’(河村)

・『Tomorrow’s Modern Boxes』特設サイト
http://tomorrowsmodernboxes.com

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