“You should come early”じゃ、きっと誰も来ない!?

access_time create folderエンタメ
“You should come early”じゃ、きっと誰も来ない!?

 学校で習ったはずの基本英語、いざネイティブに話してみると…実は、ちゃんと伝わっていないかもしれません。さらに、もしかしたら、こちらにはそんな気はまったくないのに、とても失礼に聞こえてしまっていることも。あなたは、大丈夫でしょうか?

 デイビッド・セインさんの『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から、その例をご紹介しましょう。

■Can you speak French?
 日本人がよく言いがちなCan you〜?の疑問形。実は、ネイティブには「きみにはフランス語を話せるだけの能力はあるの?」と能力まで言及してしまっているように聞こえ、かなり失礼です。ネイティブに「きみ、フランス語話せるの?」と聞くときは、Do you speak French?と言います。

■You should come early.
 「君は早めに来るべきだよ」という意味ですが、こう言っても、きっと相手は早めに来ないかも。というのも、shouldには強い強制のニュアンスはありません。You should〜といえば、「〜したほうがいいよ」くらいのアドバイスにしか聞こえません。「〜するべき」と言いたいなら、“You had better to come early. ”と言いましょう。

■It may rain.
 実はこれ、ネイティブがちょっと驚く英語です。最近ネイティブはmayを使うのを避ける傾向があるとセインさん。「雨が降るやもしれぬ」と聞こえて、とても古くさく聞こえるのだそうです。「ひょっとして雨が降るかも」とネイティブが言うなら、“It might rain. ”です。いまやmightはmayの過去形としては使われません。mayの代わりに「〜かもしれない」を表す語として使われます。

■The weather’s fine today.
 残念ながらこう言ってしまうと、天気はあまり良くないことになります。学校では、fine=良いと習ったかもしれませんが、実はfineはネイティブ的には全然「良く」ありません。よくて「まあまあ」程度なのです。「今日はいい天気だ」と言いたいなら、“The weather’s nice today. ”というと、ちゃんと「良い」イメージが伝わりますよ。

 他にも、日本人の多くが、正しいと信じて使ってしまっている英語は、他にもあります。ぜひ、デイビッド・セインさんの『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)をチェックして、本当に使える英語を効率よく身につけてください。
(新刊JP編集部)


(新刊JP)記事関連リンク
「Okay」を頭につけるとケンカ腰に
外国人には意味がわからない日本人の英語
東京の街にあふれる「ちょっとヘンな英語」

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. “You should come early”じゃ、きっと誰も来ない!?
access_time create folderエンタメ

新刊JP

ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。