フレッシュオールスター「三兄弟の次男」はピアノが趣味!? 105キロルーキー・山川穂高に注目を!!

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フレッシュオールスター「三兄弟の次男」はピアノが趣味!? 105キロルーキー・山川穂高に注目を!!

 優勝争いが佳境に入ったプロ野球。両リーグともペナントレースの行方は気になるところ。しかし、優勝やクライマックスシリーズ出場の可能性が潰えたファンにとって、気になるのがニューフェイスの活躍だろう。1軍経験が少ない若手選手を積極的に起用していくことが目立つ時期でもある。

 なかでも印象に残ったのが、先日15日にプロ初安打を本塁打で飾った西武の山川穂高(写真は大学時代のもの)だ。105キロの巨体を揺らしながら打席に入り、長打を放つ姿は、先輩の「おかわり君」中村剛也を彷彿とし、早くも「おかわり2世」のニックネームも頂戴しているという。

 アマチュア時代から山川を注目し、取材をしてきた『野球太郎』編集部にどんな選手か聞いてみた。

     *   *   *

◎どんな選手?

 山川穂高(やまかわ・ほたか)は1991年11月23日、沖縄県那覇市で生まれる。中部商高では2年秋から4番を務めた。3年夏の沖縄大会では決勝で敗れ、惜しくも甲子園出場を逃す。富士大に進学すると将来性と人間性に期待され、1年春から4番に座り、3年秋の明治神宮大会ではベスト4進出に貢献。大学日本代表や社会人主体の日本代表も経験した。魅力は何といっても、その巨体を生かした豪快な打撃だ。日本人では貴重な右の長距離砲として、昨年のドラフト2位で西武に入団した。

 プロ1年目の今季は春のキャンプで膝を痛め、開幕は2軍スタートだったが、そのケガが癒えると試合で大暴れ。9月16日現在、76試合に出場して打率.322、21本塁打、62打点と、イースタンリーグ三冠王を狙える成績を残している。

 2軍で好成績を残したことで、6月と7月と1軍に昇格したが、その時は結果を出せず、再び2軍に落ちしてしまった。しかし、フレッシュオールスターでは逆転2ランを放ち、優秀選手賞を獲得するなど、やはり2軍では力があるところを見せた。ちなみに、フレッシュオールスターで最優秀選手賞を獲得したのが、こちらも体重114キロを誇る巨漢打者の井上晴哉(ロッテ)。そして、もう1人の優秀選手賞には176センチ95キロの奥浪鏡(オリックス)が選出され、右打ちの重量級打者がお立ち台に上るという、夢を与える光景だった。

◎「らしい」側面と「らしくない」側面

 中学入学時は150センチ50キロだったという。「飯、ソーキそば、ステーキ10枚、ゴーヤチャンプルーが夕飯。朝からカツ丼という日もありました」と、よく食べた中学3年間で175センチ100キロに成長した。体格に見合う筋金入りの大食漢だ。

 2月のキャンプイン直前、山川は地元・沖縄で過ごした年末年始の暴飲暴食で、8キロ増の108キロで入寮して周囲を驚かせた。沖縄名産の泡盛「残波 白」を一升瓶、沖縄そば5~6杯に、ステーキ10人前までたいらげた日もあったという。

 ところが、この山川、体型に似合わずといっては失礼だが、趣味はピアノで、書道は8段の腕前。高校時代には試合後、山川の周りを取り囲む野球少年たちに写真撮影をお願いされても快く対応。いつでも笑顔を絶やさないナイスガイなのだ。

◎日本人長距離砲タッグを!

 イースタンリーグでは格の違いを見せているだけに、あとは1軍の試合に数多く出場して、1軍のスピードやキレに慣れるなど経験を積み、対応していくだけだ。

 そして、ゆくゆくはおかわり君・中村と日本人長距離砲としてタッグを組むだけではなく、井上や奥浪らも含めて、日本球界を代表する巨漢長距離砲として、ファンを大いに楽しませ、世界と戦っていける選手になることを期待したい。

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