三菱電機が初の4Kテレビを発表 映像・サウンドに強いこだわり

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三菱電機は、同社初の4K対応レーザー液晶テレビ『REAL(リアル)LS1シリーズ』を10月30日(木)より発売。サイズは65V型モデルと58V型モデルの2種で、価格はオープン。実勢価格は65V型が70万円前後、58V型が50万円前後と予想されています。

業界初の技術で立体感のある4K映像を実現

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『REAL LS1シリーズ』は、業界で初めて4K液晶パネルのバックライトに赤色レーザーとシアン色LEDを採用。赤色レーザーを使った純度の高い赤と、シアン色LED採用による純度の高い青・緑を実現することで、4K映像の能力を最大限に引き出しています。色域カバー率は、4K放送で採用予定の規格“BT.2020”に対して三菱テレビ史上最大の80%以上のカバー率を実現。2011年12月に東芝が初の4Kテレビを発表し、その後ソニー、シャープ、パナソニックなどの競合他社が先行して市場に参入する中で、このたび最後発での登場となった三菱電機ならではのこだわりが見えます。

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そもそも4Kテレビとは、現在主流のフルHD(1920×1080ドット)の4倍となる解像度(3840×2160ドット)の映像を画面に映し出すことができるテレビのこと。もともと従来よりも高精細で圧倒的にキレイな映像を楽しむことができる4Kテレビですが、業界初の技術を組み合わせ、さらに広色域を図った『REAL LS1シリーズ』は、色味がより本物に近く、さらに映像が立体的に感じました。よく「肌の毛穴まで見える」と評されますが、大画面に映された動物の毛1本1本までもが鮮明に確認できたのには非常に驚きました。

『DIATONEサウンドシステム』搭載で、臨場感のある音を再現

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『REAL LS1シリーズ』もう1つの特徴は、画面部分から左右に独立して配置された、円筒形状の縦型スピーカーボックス。三菱電機が開発するDIATONE(ダイヤトーン) NCVスピーカーを高音域用のツイーターに2基、中低音域用のウーファーに1基配置。さらに重低音用のパッシブラジエーターを2基組み合わせ、重低音から人の可聴帯域を超える高音まで、透明感のある音を再現。左右の最上部のスピーカーが斜め上に向けられているため、音を壁に反響させることなく空間に広がる立体的な音を実現しています。

筆者もその音を試聴させていただきましたが、CDの音楽がクリアに聞えるのは当然として、映画のワンシーンを観た際にその実力を最も実感しました。音が縦にも横にも広がるサラウンド音声で、声を聴くだけでキャラクター同士の位置関係がつかめるほどの臨場感。独自のレーザーバックライトによる4Kの映像とあわせ、この高音質なスピーカーで映画に限らず、音楽のライブやスポーツ中継の映像を堪能できたら最高だと思います。

『REAL LS1シリーズ』のその他の特徴・機能としては、

■ハードディスク(2TB)を内蔵し、テレビ本体に番組を録画可能。
■カメラで撮った写真を高精細に、より美しく映す“写真専用画質モード”を搭載。
■専用アプリにより『iPhone』がリモコン代わりとなり、外から録画予約も可能。
■豊富な省エネ機能を簡単に設定できる“節電アシスト”機能を搭載。

などなど。三菱電機は4Kテレビの需要について、「国内の液晶テレビ市場においては、高精細な4K対応テレビへの需要が高まり、特に50V型以上の大型サイズでは4K対応テレビの台数比率が約20%近くまで伸長しています」と発表しています。しかし、まだまだ放送を配信する側の技術が追い付いていない4Kテレビは、いわば地デジ対応テレビへの買い替えについて騒がれたときと同じ状況と言えます。実際どのタイミングが買い替え時なの? という疑問については人によって意見がわかれる問題です。それでも、家電量販店に足を運び、『REAL LS1シリーズ』が誇る高解像度の映像を見て、高音質のスピーカーから流れるサウンドを聴くだけなら、悩まず誰にでもできること。まずは実際にご自身の目と耳で、最先端の4Kテレビの実力を確かめて欲しいと思います。

三菱電機 レーザー液晶テレビ:REAL 4K スペシャルサイト
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ctv/sp/ls1/index.html

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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