「ネトゲ戦績で内定」に読者 「無能にギルマスはムリ」「ゲームは遊びじゃない」

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「ネトゲ戦績で内定」に読者 「無能にギルマスはムリ」「ゲームは遊びじゃない」

仮想のネットゲーム世界での実績が、リアル世界の自身の評価につながるとしたら――。そんな例をキャリコネが記事にしたところ、ゲーマーの多いニコニコニュース読者から100件以上のコメントが寄せられた。

かつて米スターバックスに勤めたスティーブン・ジレット氏は、履歴書でネットゲームの実績をアピールした。それが同社CEOの目に止まり、最高情報責任者(CIO)の座を得たそうだ。
ギルド運営は仕事に応用できる?

ジレット氏はゲーム内で「ギルドマスター」と呼ばれる、プレイヤー組織の代表をしていた。ダンジョンの襲撃を計画したり、自分のギルドに有能な人材を採用したりし、組織を運営する職責を担う。読者からも、この役割は意外と大変だという声がある。

「身内以外も含むギルドやら部隊やらの運営は最初に募集要項をきちんと提示することが大事。後は内容を内外にきちんと拡散させとくこと」
「一番きついのは勉強でも技術でもなくプロマネだってのは社会の承知。ギルド運営は案外応用できる技量なのかもしれないな」

こうした声から、ギルドマスターには人事や広報、さらにプロジェクトを成功に導くマネジメント能力が求められることが分かる。素性の分からない数十人、数百人を束ねてギルド内外で折衝を重ね、組織をより良い方向に導ける能力が求められる。

「管理職向きの能力が必要なのは確かね。本人がトップクラスの実力無いと統制取れんし。無能には務まらない」
「ゲームも遊びでやってるわけじゃないからね。ゲームから得られるものはたくさんある」

日本で「金融機関に内定」の例も

ただし、日本の会社でネットゲームの実績をアピールして内定を貰えるかどうかに関しては、「(ジレット氏の例は)海外の話ですし…」「日本でゲーマーとか恥としか捉えない世間体」と懐疑的な声もある。

日本には「ネトゲ廃人」という言葉も存在する。リアルの生活よりもネットゲームのほうが大切になり、日夜をネトゲに捧げる人たちのことだ。それほどゲームに依存してしまったら、仕事にも影響してしまうことは必至だ。ましてや、就活や仕事に時間を割けなくなる。

だがニコニコ読者によると、実際にネットゲームでの実績や経験を活かして内定を勝ち取った人もいるようだ。

「実際ネトゲの事アピールして内定もらってた人いたなー」
「我らがギルマスも某金融機関で本社勤務になったって言ってたっけ」

業種や職種、面接者や人事の理解度があるかにもよるが、日本でもこうした経験が「アピール」になる可能性も否定できない。

「就活は自分という商品を売る営業。『ギルマス経験』という項目をいかに魅力的なものとして『演出』出来るか次第」

結局、企業から求められているスキルを、どれだけ適切にアピールできるかが重要だ。そのスキルを伝えるのに「ネトゲ実績」が最適なら、それを「演出材料」として使えるときが来てもおかしくない。

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