成功者に多い“○○○○が上手な人”

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成功者に多い“○○○○が上手な人”

 いくら頑張っても報われない、そう思って毎日を過ごしている人は少なくないはずです。
 では、どうして幸せになることができないのでしょうか。
 その答えが書かれているのが、望月俊孝さんが執筆した『幸せブーメランの法則』(大和出版/刊)です。
 望月さんはリストラ宣告、借金6000万円などという危機的な状況から自身の行動を改善し、“人生のゴールデン・ルール”を実践することで成功を手にしました。その“ゴールデン・ルール”が「幸せブーメランの法則」として本書で紹介されています。

 では、「幸せブーメランの法則」とはどのようなものなのか。お話をうかがいました。今回は後編をお伝えします。
(新刊JP編集部)

■「相手が喜ぶことをし続けることが大事」

――これまでは与えるだけでなく、受け取ることの重要性についてお聞きしてきましたが、受け取るということが上手くいきはじめると、逆に受け取るばかりに目が向いてしまうようになるのではないでしょうか。

望月:そうなってしまわないように、与えて、受け取ったら、それをさらに与えるという循環を意識してください。例えば、皆さまに『幸せブーメランの法則』を買っていただけるということは、私への応援の声であり、私が受け取る印税は、皆さまからの応援料、期待料だと思っているんですね。もっとお役に立ちなさいという声だと考えているんです。
だから、僕はいただいた応援料を新たな学びのために再投資して、皆さまにまた伝えたいと思っています。そして、そうやって生まれた善の循環を大きく、はやくしていきたいですね。

――循環を生むことを大切にする、と。

望月:循環がはやくなるとより豊かになります。逆に流れが鈍くなると淀んでしまいます。

―― 一つ疑問に思うのは、根本的な話になりますけれど、「どのように与えればいいのか」というところです。「与える」というのは言葉だけならば理解できますけれど、実際に何をどうすればいいのかというところをイメージするのは難しいように思います。

望月:それはまず、相手に喜んでもらうことを考えてください。役立つことでもいいです。それが与えることの根本になります。もし分からない場合は「どうすればお役に立てますか?」と相手に聞いてみてもいいでしょう。
松下幸之助さんは「売上げとはお役立ち料」だと言っているのですが、まさしくそうだと思います。どんなに自分が良いと思っても、相手が全く関係ないものだったら喜ばれません。相手のニーズを掬うことからはじまるのです。
また、もう一つ。与えるときの気持ちも大事です。自分がワクワクしながら与えるのか、「しょうがないなあ」と思いながら与えるのか。それは大きな違いです。自分がワクワクして与えれば、そのワクワクも相手に伝わりますからね。

――なるほど。この「幸せブーメランの法則」は成功者たちが太鼓判を押す黄金法則として、多くの人々が実践されています。望月さん自身も成功者ですし、これまでたくさんの成功者の方々とお会いしてきたかと思いますが、彼らに共通している点とそうではない点をあげるとすると?

望月:これは2つあります。1つは本書のテーマと合致するのですが、「与え上手な人」ですね。楽しく与えている人は、冒頭にあげた4つの勘違いをせずに、豊かに受け取っています。先ほども言いましたが、相手が喜ぶポイントを知っている人、ワクワクしながら与えられる人は成功しますね。
もう1つは、過去に感謝し、未来に夢を見て、今をワクワク生きている人です。多くの人は過去に後悔し、未来に不安を持ち、今の愚痴をはいて生きています。でも、いつでも機嫌よくいることはとても大事なんです。

――やはりワクワクしているということが一つの鍵なんですね。望月さんがこれまで読んできた本の中で最も影響を受けた一冊をあげるとするとなんですか?

望月:一冊をあげるとすると…そうですね、『クリエイティング・マネー』でしょうか。サネヤ・ロウマンという人が書いた本なのですが、この中で言われているのは、ワクワクしながら与えると10倍になって返ってくるということなんです。つまり、『幸せブーメランの法則』のタネのような本なんです(笑)与えっぱなしでいいということ、ワクワクしながら与えることの大切さが書かれています。

――この本と出会ったのはどのようなときだったのですか?

望月:ちょうどどん底にいた時期でしたから、すごく救われましたね。

――では、『幸せブーメランの法則』をどのような人に読んでほしいとお考えですか?

望月:努力をしているのに成果がなかなか出ていない人に読んでほしいです。皆さんとても頑張っています。頑張っていない人はあまりいないですよね。この本は20年前の頑張っていた自分に向けて書いた側面があって、まったく自分の元にブーメランが返ってこなくても、その場所から逃げちゃいけないよ、と伝えたいんです。
また、一番この本で伝えたいのは、4つの勘違いをしないこと、そして与えることが一番の報酬であるということです。どんな仕事でも極めればどんどん深みが増していきます。それは例えばスーパーのレジ打ちも文章を書く仕事も、経営もそうです。その仕事を好きだと思って、お金という見返りを求めなくてもやり続けるというくらいのめりこむと、その姿をきっと誰かが見ていて、たくさんのチャンスをあなたに与えてくれるはずです。

――最後にこのインタビューの読者の皆さまにメッセージをお願いします。

望月:あなたがやっていることは無駄にはなりません。いつか必ず実になります。ただ、もちろんそこに効率性が必要なこともあるので、そういった工夫をしながら、相手が喜ぶことにできるかぎり力を注いでやってみて下さい。それまでに注いだエネルギーは、何倍にもなって必ず返ってきます。僕はそれをお約束します。

(了)


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