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解離性同一性障害ストリッパー役で渾身の演技! 『フランキー&アリス』主演ハル・ベリーの力の入れようがハンパない

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1970年代のロサンゼルスを舞台に、人気No.1ストリッパーが解離性同一性障害に苦しみ、それを乗り越えていく実話を映画化した『フランキー&アリス』(2010)。主演のハル・ベリーがプロデューサーも務め、その演技にアカデミー主演女優賞に輝いた『チョコレート』を超えたと絶賛。ゴールデングローブ主演女優賞にもノミネートされた作品が、日本での2014年9月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町などでロードショー。このほど予告編が公開されました。

まだ解離性同一性障害について認知が充分でない時代に、それを克服しようとする女性と支える医師を描いた本作。ハリウッドで引く手数多だったこのプロジェクトを10年という長い歳月をかけて勝ち取り、自らプロデューサーとして携わったハル・ベリーは、「この話はとても深いところで私の心を揺さぶったの。人種が入り混じった家庭に生まれた子供として、私は自分を重ね合わせ、このキャラクターに共感したわ。私だけに命を吹き込めるキャラクターだと思ったの」とコメント。黒人の父と白人の母の間に生まれ、さまざまな暴力や離婚を期にうつ病を患うなどさまざまな困難に直面しているだけに、主人公フランキーに重ねる部分も多かったことを伺わせます。
また、黒人ストリッパーのジャッキーに対するもう一人の人格アリスは、白人の人種差別主義者。このあたり女性の社会問題に敏感でボランティア活動に熱心な彼女の琴線に触れる役どころといえるでしょう。

予告編では、No.1ストリッパー・フランキーのステージから始まります。このシーンでハル・ベリーは吹き替えのダンサーを断り、エミー賞ノミネート経験のある振付家キム・ブランクと2ヶ月間猛特訓を経て撮影に挑んだ渾身のシーン。産後すぐとは思えないプロポーションを惜しげもなく披露しており、いきなりその役者魂に圧倒されます。
また、フランキーとアリスを演じるにあたり、ベリーは演じるそれぞれのキャラクターについて日記をつけていき、人生と世界観を創作していったほか、解離性同一性障害に苦しむ人の映像を何時間も観て、リアルで誠実な演技を目指したとのこと。「わかったことは、ひとつの人格から別の人格に滑り込むのは人が思うほど芝居じみてはいないの。まるで当然のことのように起こるの。とても簡単に彼らは人格を出たり入ったりする。この映画では、彼らの実人生と同じように、簡単に切り替わるリアリティを表現したいと思ったわ」と話します。
予告編にもアリスが突然現れる場面がありますが、別人格に変貌するシーンは全て、ほとんど編集することなく連続して撮影したといい、観るものは凄みさえ感じることができます。

その衰えぬ美貌だけでなく、ベリーのハンパない渾身の演技に注目したい本作。骨太の社会派な側面もあり、彼女のファンならずとも見どころの多い作品といえそうです。

『フランキー&アリス』■本予告 – YouTube

『フランキー&アリス』公式HP
http://frankie-alice.jp/

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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