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 学生時代だけでなく、社会人になっても試験を受ける機会はあります。それまでの自分の努力をぶつける場なので、気合いを入れて勉強している人も多いはず。しかし、それでも上手くいかないのが試験。まったくノーマークだった箇所から出題があったり、浅く広く勉強していたがゆえに応用問題に対応できなかったり…。
 では、難関といわれる試験を通り越してきた人たちはどのような勉強をしているのでしょうか。

 資格スクエア代表の鬼頭政人さんは開成中学、東京大学、そして司法試験と、超難関試験を通過、さらに日商簿記1級やTOEIC900点超などの資格も持っています。
 弁護士、投資ファンドを経て今は自分で資格試験のオンラインビジネス「資格スクエア」を起業されている鬼頭さん。その華々しい経歴を聞くと「とんでもない秀才なのだろう」と思うかもしれませんが、本人はそれを否定します。そして、「合理的にテストに出る『ヤマ』を張っているだけ」だと述べるのです。
 今回は鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA 中経出版/刊)からヤマを張るための方法を少しご紹介しましょう。

■どうして「ヤマを張る」べきなのか?
 「ヤマを張る」というと、どうしても「勘に頼る」というイメージがついてきますが、この本で書かれているヤマの張り方は勘ではなく、出題される可能性が高いものを合理的に選んで重点的に勉強するという方法です。
 例えば、鬼頭さんは「試験で出題される問題の8割は、全体の出題範囲の2割から出題されている」と言うのですが、その「2割」とは「基本的な事項」であると言います。実は基本ができていないから問題が解けないということも多くあるのです。

■まずはいきなり過去問を「読む」ことからはじめる
 さて、ここからは具体的な勉強法について少しご紹介していきます。
 鬼頭さんが真っ先に挙げているのが、「過去問を読む」ということ。しかも、過去問の問題部分だけではなく、解答、解説まですべて読んでしまいます。これは、過去にどういう問題が出題されてきたのか、どんなレベルで出題されているかを把握するために行うもの。つまり、ここでよく出される問題が、2割の「基本的な事項」にあたるのです。
 また、過去問以外に試験制度を理解することも重要。試験日はいつか、配点はどうなっているのか、試験時間はどのくらいかなどを頭に入れることで、勉強計画の作成につなげることができます。

 本書は「出題者の分析」「過去問の分析」「試験形式と出題サイクルの分析」「ヤマの勉強の仕方」という流れで進んでいきます。勘や運に頼るのではなく、合理的に勉強する方法を教えてくれる点が、本書の一番の特徴です。また、過去問の分析にここまで多くの頁を割いている書籍は他に類をみません。
 鬼頭さんはもともと投資ファンドに在籍していた経験があり、そのエッセンスが全体に散りばめられています。時間がない中で効率よく勉強したい人、今やっている勉強法がなかなか合わないという人はきっと参考になるはずです。
(新刊JP編集部)

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