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「日本語にがて、だいじょうぶ」 カタコト外国人向けの求人情報サイトが登場

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都内で生活していると、飲食店で外国人アルバイトの姿を毎日のように見かける。店舗によっては、日本人より外国人の方が多いのではないかと思うほどだ。

そんな中、日本で働く外国人向けのアルバイト求人サイトが登場した。その名も「カタコトバイト」。6月にプレオープンし、日本語が未熟な外国人がカタコトでも応募できる求人を紹介しているのが特徴だ。

「くるまのせいびをするたいけんができます」
「日本語がにがてながいこくじんのかたのアルバイトきゅうじんサイト」

トップページには「日本語にがて だいじょうぶ ぜったいみつかる アルバイト」というキャッチコピーが踊る。日本語での読み書きが不自由な外国人に配慮して、漢字を極力減らし、ひらがなとカタカナでの表記が中心となっている。

検索ボタンの表示も「ばしょでさがす」「しごとないようでさがす」と、全てひらがな。都内のイタリア料理店の求人は「あかるくすてきなえがおをおまちしてます!」。神奈川県の自動車修理工場は、

「めずらしいくるまやきちょうなくるまをまぢかでみて、せいびをするたいけんができます」

と仕事の説明を行い、どことなく可愛らしい感じだ。外国人を採用したい企業の強い意欲が伺えるが、背景にあるのが企業の深刻な人手不足だ。

テレビ東京の報道番組「ワールドビジネスサテライト」(6月26日放送)によると、景気回復により求人が増加。都内の接客業の有効求人倍率は約5倍にもなっており、外国人アルバイトですら確保するのも難しくなっているという。

カタコトバイトを運営するグローバルパワーの竹内幸一代表によると、人手不足の背景には、少子化で若い労働者が減っていることに加え、日本人がきつい仕事をしたがらなくなっているという背景があるという。時給を上げても人材がなかなか集まらず、外国人に頼らざるを得ない。

「飲食店のアルバイトは接客で気を使わなくてはならず、立ち仕事なので疲れるということで、日本人はもう働きたがらないのです」

「外国人向け研修」で上手に戦力化

前出のテレビ番組で登場したリンガーハット上野御徒町店では、店長を除いて店員19人全員が中国人のアルバイトだった。しかし会社が日本文化や接客方法の研修を行うことで、外国人バイトでもきちんとしたサービスを提供できていた。

竹内代表によると、ここ最近企業から「日本語が拙くても構わないから外国人アルバイトを紹介して欲しい」という希望が出ている。とはいえ「日本語能力試験2~4級」であれば、「ゆっくり話せば会話を理解できる」レベルだ。

以前は、かなり流暢に日本語を話せなければ、日本に来ても中々仕事が見つからなかったが、人手不足を受けて、要求レベルに変化が起きているという。

「人がいなくて店長が休めない、店も開けない、という話も聞きますけど、最近は研修や採用手法を外国人向けに工夫することで上手に戦力化し、問題を解決している企業もあります」

現在同サイトはプレオープン期間で、これから日本に住む外国人コミュニティにPRしていくということだ。アルバイト求人サイトは普通、求人掲載から採用まで数万円かかるのに対し、同サイトは掲載無料、1人採用すると5000円という激安価格だ。

竹内代表は、「1000人紹介しても500万円にしかなりませんが、儲けではなく社会的意義があると思ってやっています」という。

これまでの日本社会は「郷に入っては郷に従え」とばかりに、日本語ペラペラの外国人しか受け入れてこなかったのかもしれない。しかし、カタコト英語の日本人が海外で活躍する現代には、カタコト日本語の外国人にもう少し寛容になってもいいのではないだろうか。

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