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ニコニコミュージカル第一回ワークショップレポート!

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ニコニコミュージカル

今年3月に行われた『ニコニコミュージカル(通称:『ニコミュ』)の為のワークショップ(俳優養成講座)、その第2弾が6月21日~26日の6日間で行われることが決定した。そもそも『ニコミュ』とは『ニコニコ動画』発・劇場から生放送するミュージカルであり、またニコニコ動画を楽しむユーザーの出演も予定されている、これまでにない新しい試みだ。今回は第1弾のワークショップに参加をした参加者達の声や、講師の湯澤幸一郎氏、プロデューサーである片岡義朗氏へのインタビューを交え、その魅力をお伝えする。

第1回ワークショップのアマチュアクラスに参加をしたのはアマチュア、もしくは舞台経験の全くない素人の方がメイン。そこでまずは演劇・ミュージカルの基礎からスタートし短い時間ながら非常に濃い内容となったようだ。今回の感想を聞いたところ、以下のような声が聞けた。

ニコニコミュージカル

・ワークショップ自体は凄く面白くて、だからハードだけど辛さは感じなかった。
・歌の練習では正確さを要求され、今までの歌い方の修正点が見えた
・参加者同士で助け合い、出来ない部分・分からない点を教えあって成長できました
・もっと上手くなりたい・(芝居に)真面目に取り組むんだ! という意欲が湧いてきた
・周りもみんな一生懸命でそれが励みになった

言い方は違えど「成長した」「刺激され、意識が変わった」という意見に集約される話が多かった。そして、質問をした全員から貰った答えとして「面白かった」「(ワークショップに)また参加したい」という答えも。参加者達からは受けて良かったという話が聞こえてくるが、それではワークショップを仕掛けた側はどういう感想を持ったのだろう。そこで主催者である湯沢氏・片岡氏にも話を伺った。

・講師の湯澤幸一郎氏へのインタビュー
-第1回のワークショップ、実際に如何だったでしょうか?

湯沢氏:レベルはピンキリで、今すぐ舞台に上げられる人もいれば、箸にも棒にもひっかからない人もいました。ただ参加者自身、「無駄にしない」・「何かを得よう」と前向きでどん欲な姿勢があって、成長や意識の変化はあったと思います。

-プロの方と比較をして、アマチュアである参加者達のモチベーションに違いはありましたか?
プロの人達はもちろん基礎が出来ているから、そこからブラッシュアップをするのがテーマになるが、今回は芝居も歌も全く初めてという方が多かったのは確か。ただし、受講態度には違いはありません。ワークショップ初日に、ぬるい空気も流れたが、始まるとすぐに「真面目にやらないといけない」という空気に変わっていった。

-未経験者も多く、内容は初心者向けだったのでしょうか?
初心者・素人だからと、プロ向けのワークショップとやらせることに違いないです。こちらは即戦力を要求しているので「やれる?」といったときに、やれるようにならないといけない。

-いい、と思えた参加者はいましたか?
何人かいましたよ。例えば緊張を乗り越えて表現する肝の座った子がいました、緊張からは解放されないといけないのですが、それが出来ていたのはアドバンテージになりますね。

-今後の『ニコミュ』はどうなるのでしょう。何か構想はあるのですか?
片岡さんとは『ニコミュ』以外の違う話ばかりになってしまうので、できるだけ余計なことは聞かないようにしています(笑)。

-第1回の参加者も含め、何かアドバイスをするとしたら何でしょう?
アンテナを張り巡らせて、良い物・レベルの高いものを見、その仕組みや表現を取り込んで下さい。エンターテインメントは誰でも見られるように解放されているので、プロの世界だと線を引かずに、見た物を自分ならどう出来るのか? どうすれば近づけられるのか? そう感じて考えて欲しい。

ニコニコミュージカル ニコニコミュージカル

『ニコミュ』プロデューサーでありドワンゴ執行役員でもある片岡 義朗氏へのインタビュー
-どのくらいワークショップには参加していたのでしょうか? また感想をお願いします。

10日間あったレッスンのほとんどを見ました。

-素人ばかりのワークショップでしたが、大変だという思いはありましたか?
物理的には大変だけど、教える側のモチベーションとしては凄く楽しいんですよ。プロでできあがっている方を観るのも勿論楽しいんだけれど、若者に教えるのは物理的に大変な反面、精神的には楽しい。苦にならない。

-片岡氏も指導されたのでしょうか?
プロデューサーは基本的に、俳優に直接的な駄目出しをしません。生き方が大事だよ、ということだけ伝えればいいんです。演技指導は講師の先生がするべきで「こうしなさいよ」と言えるのは、自分で演じてみせられる人に任せるべき。

-どんな話をされるのでしょうか?
稽古場で話べき事、稽古場の外で言わなければいけないことがあると思うんですね。そこで飲み会で話をすることが多くて、参加者の生き方を聞いて、育ってきた環境や歴史を聞いて、どんな状況なのか? それなら一段上にステップアップするならどうしたらよいのか? そういう点を話したり聞いたりしています。これには時間とお金と体力が必要なんですよ(笑)。 聞くっていうのは大事で、ある年齢以上の人であれば「ああしたい」「こうしたい」だから「どうしたら良いでしょうか?」と話が来る。でも若い子達は「何をしていいのか分からない」状態だから話すに話せない。それをコチラが聞き出してあげたい。僕が知りたいのは、どんな経過を経て「何でボクの目の前にいるの?」ということ。知ることの方が大事なんです。それと『ニコニコ動画』に関しては逆に教えてもらう感覚で聞いています、それがとても面白くて自分の財産にもなる(笑)。

-ワークショップは如何だったでしょうか。
色々とやっていきたいと思っています。ニコミュをどういう風にしたいのかに繋がるんだけれど、出来上がっている俳優・プロの手練れを集めても、何か違うんじゃないかと凄く思っているので。例えば今回のワークショップで無条件で合格と言えるのは、4人くらいはいると思います、ただし、演じられるキャラクターがあれば出演できるし、なければできない。

-今後『ニコミュ』はどういう風に展開されるのでしょうか?
最初の3本は決まっていて4本目を練っています。まずは年末に1本、ニコ動ミュージカルの第1弾としてやります。その第1弾に、この中の参加者から出て欲しい。第2弾は音楽劇(既存の楽曲をそのまま使用する劇)が良いんじゃないかと。その方がキャリアの短い人にもやりやすいし、見るほうにも伝わりやすいんじゃないかと思います。

-『ニコミュ』のロードマップを教えて下さい。
今年の暮れからはじまったら二ヵ月に一回くらいのペースでやりたい。(『ニコニコ動画』黒字化担当の)夏野さんから「やめろ」と言われなければ続けます(笑)。

-ワークショップの感想をお願いします。
ワークショップをやったのは初めてなんですね、というのも普通プロデューサーはワークショップを行うという概念がない(普通は劇団主催で行われるそうです)ただ、借りてきた俳優じゃないのを使ったら面白いんじゃないか、モチベーション・技術的なレベルは様々なので、ある種のクラス分けもしながらやっていきたい。

-アマチュアの人達にとって、ワークショップのゴールとは何でしょうか?
役者になりたい、という人が大半。もしそう言わない人でも話をしていくと「今の生活を変えたい」という変化への切っ掛けを求めているんですよね。

-片岡氏にとって、いいなと思えるポイントは何でしょうか?
顔のしまり具合、エチュード(即興劇)で顔が変わる(役に入り込める)人にはセンスがある。照れちゃったり体が意味もなく動いちゃうのはプロじゃないですからね。あと、大きな声が出るのは必要条件ですね。

ニコニコミュージカル ニコニコミュージカル

記事を書くにあたり、とにかく感じたのは参加者の熱意と講師陣との距離の近さだ。勿論ワークショップに参加をすれば『ニコミュ』に出演できるわけではなく、今後行われるだろうオーディションに合格しなければならない。しかし第一線のプロと接せられるだけでも大きな経験になるだろう。少しでも興味が湧いたなら、是非下記の『ニコミュ』特設ページを見てみて欲しい。

『ニコミュ』特設ページ

また、ワークショップでどんなレッスンを行うかを実演で伝える生放送『「ニコミュ」のレッスンがこれで分かる!ワークショップ再開講!』が放送されるぞ。こちらも合わせて要チェックだ。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv18041083

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記者:

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201

TwitterID: higeoyaji

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