幸福や不快は数値化できるのか? ノーベル賞受賞者が提唱するU指数ってなに?

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2002年にノーベル経済学賞をとったダニエル・カーネマンという行動経済学者がいる。著書『ダニエル・カーネマン心理と経済を語る』に収められた論文の中で彼はU指数という概念を提唱している。U指数とは「不快(unpleasent)」「好ましくないもの(undesirable)」の頭文字をとったものである。いわばU指数とは精神的な不快指数を示すものである。カーネマンはアメリカ中西部で1000人の女性を対象にU指数を計測した。ここでは、その結果とカーネマンの考える幸せについての考えを紹介していきたい。

人がもっとも不快を感じるのは通勤時間?

女性たちが不快な状態で過ごしていた時間をU指数を元に多い順に挙げていくと、以下のような結果になっていた。

1・朝の通勤時間 28%

2・業務時間中 27%

反対に不快を感じる時間が少なかったのが

1・セックスをしている時間 5%

2・社交に費やす時間 8%

この二つであった。これらの点から人は親しい人間とコミュニケーションをとっている時ほど、不快な感情と離れていることがうかがえるのではないだろうか。

カーネマンの考える「幸せ」とは?

カーネマンは行動経済学者として、経済理論だけでなく幸福についても数十年に渡って研究してきた。その成果を次のように総括している。

「幸福とは、自分の愛する人、自分を愛している人とともに時間を過ごすことだと言っても、あながち言い過ぎではない」

カーネマン提唱したU指数と幸福観。これらの考えはあなたの考える不快感や幸福観と合致するだろうか?

※画像は『gatag』フリーフォトより引用
http://www.gatag.net/02/23/2009/190000.html

※この記事はガジェ通ウェブライターの「浅川クラゲ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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