「Yo」しか送れないメッセージアプリが話題 人気の秘密とは?

「Yo」しか送れないメッセージアプリが話題 人気の秘密とは?

「It’s that simple.」という文句通り、シンプルさが特長。
スマートフォン向けの新しいメッセージアプリ「Yo」が人気を博している。6月23日(月)には100万ユーザーを突破し、今ノリにノっている話題のアプリはなぜこれほどの人気を獲得できたのか。

「Yo」ってなにが面白いの?

「Yo」はその名の通り「Yo」とだけ送れる不思議なメッセンジャーだ。使い方は極めて簡単で、登録した友達の名前をタップするだけだ。こうすることで相手には「Yo」というメッセージが届く。ただそれだけしかできない。

友達はユーザー名を教えてもらって入力するか、TwitterやFacebookに流れてきた友達登録用のURLから追加できる。

一見なんの役にも立たなそうだが、使いどきによって「Yo」が様々な意味を持つので、様々な楽しみ方ができる。

朝送られてくれば「もう起きてる?」

久しく会っていない友達から送られてくれば「久しぶり!」

メッセージを返していない友達から送られてくれば「はやくメッセージ返せよっ」

……そのときそのときのコンテクストによって「Yo」が無数の意味を持ち、それを解釈する面白さがあるのだ。

「Yo」って間違った解釈されるんじゃないの?

もちろん、「Yo」の解釈が相手と食い違ってしまう場合も十分にありえる。

しかし、「Yo」という二文字しか送れないという制約が、逆に、解釈を慎重にするので、メールやLINEの解釈違いのような大問題は起きない。それどころか、解釈の違い、ディスコミュニケーションを楽しむことすら可能なのだ。

WORLDCUPに「Yo」を送ると……?

「Yo」には友達と送り合う以外の使い方もできる。例えば「WORLDCUP」というアカウントに「Yo」を一度でも送ると、W杯開催中にゴールが決まったときに「Yo」が送られてくる。

今は「WORLDCUP」だけがこの機能を持っているが、これを活用した様々なプロモーションが今後展開されそうだ。実際に、フランスサッカー連盟は「Yo」を送って応援するという施策をいち早く始めている。

一風変わったこの「Yo」に乗り遅れるなっ!

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