岡田将生も本気ビビリ? 泣く子も黙らせる柄本明のヤクザ演技『オー!ファーザー』
5月24日(土)より公開となる伊坂幸太郎原作、岡田将生・忽那汐里出演の映画『オー!ファーザー』。『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』と映画化される小説が次々とヒットを記録する伊坂幸太郎のサスペンス・コメディです。原作となる『オー!ファーザー』は、50万部を超える大ベストセラーとなった超人気小説。伊坂ファンの間でも、特に若い読者の支持を集める作品が、待望の映画化となります。
4人の親父たちに囲まれおかしな共同生活を続ける高校生・由紀夫を演じる岡田将生さんは、『アヒルと鴨とコインロッカー』『重力ピエロ』に続き、伊坂(原作)作品へは3本目の出演。本作では学ラン姿も披露し、思いもよらない出来事に翻弄される青年を熱演しています。
今回、作中で“泣く子も黙らせる”ヤクザの貫禄たっぷりに演じる、柄本明さんの登場シーン映像が到着。柄本明さんが演じる富田林という人物は岡田将生さん演じる主人公・由紀夫の街を裏で取り仕切る街の”黒幕”的存在。
この映像では、主人公・由紀夫の友人、鱒二が、ある組織から依頼された“運び”の仕事を寝坊ですっぽかしてしまった事を詫びる場面。実はこの仕事、富田林が依頼主だとわかり、電話で許しを懇願する一部始終が収められています。
富田林は、普段は温厚なおじさんなのだが実は恐ろしい一面を持つ、一筋縄ではいかない男。穏やかな口調で由紀夫の話を聞くものの「子供は一度大目に見ると、大人をなめるしねえ、法律は子供に優しいんだから」と、穏やかな口調ながらも、決して許す意思はないことを仄めかす。なおも食い下がる由紀夫に「あんまり調子に乗っちゃあダメだよ、由紀夫ちゃん」と、最後には由紀夫を諭しながら、頼みを一蹴してしまう。
本作のメガホンをとった藤井道人監督は、柄本明の貫禄に唸ったそう。「原作では富田林は普通のおっちゃんとして描かれている。しかし、本一冊の中で描かれているからこそ、実は怖いということがわかる。映画化するにあたっては、貫禄をつけるためにキャッチーな衣装を選んだ。初めて登場するシーンでは割とカジュアルなスーツを着ているのだけれど、実際衣装なんて目に入らないくらい、柄本さんの貫禄が凄かった」と撮影を振りかっています。
作品毎に様々なキャラクターを演じ、日本映画に欠かせない名俳優である柄本明は、本作ではどのような怪演を見せるのか? 物語の結末はどの様なものになるのか? 伊坂ファンはもちろん、原作未読の方もこのハラハラドキドキの笑えるサスペンスをお見逃し無く。
映画『オ―!ファーザー』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/oh-father/
(C)吉本興業
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。