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BiS、元メンバーを迎え〈オトトイの学校〉で「アイドルのかっこわるい終わり方」を大議論

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4月9日(水)、新宿ロフトプラスワンにて〈オトトイの学校 presents OTOTOYアイドル研究室『アイドルのかっこわるい終わり方 』〉が約2年ぶりに開催された。

2011年6月に南波一海を講師に、結成直後のBiSを生徒に迎え、〈オトトイの学校〉の講座として開講された〈OTOTOYアイドル研究室〉。2012年3月の卒業式後も、日本武道館での解散に向けて突っ走ってきたBiSは、メンバーの脱退や加入、武道館断念など様々な困難にぶつかりながら、遂に今年7月の横浜アリーナでの解散ライヴ開催が決定。解散まで3ヶ月を切った4月9日、BiSの現メンバー6名と、講座開始当時在籍していた元メンバーのヨコヤマリナ(アキシブproject)、ナカヤマユキコ(モルヒネ東京)の2名、講師の南波一海、BiSマネージャー渡辺淳之介、更にはBELLRING少女ハート・ディレクター田中紘治が集結。

メンバーそれぞれのオリジナル・カクテルにビールにテキーラのオーダーが入りまくった〈アイドル研究室〉は研究員200人弱を含んだ同窓会さながら。脱退の経緯、解散を控えた今の本音から、圧倒的な下ネタにオタ芸、罵詈雑言までがめまぐるしく飛び交う講座となった。

第1部はマネージメントするアイドルが解散する渡辺と、ディレクションを続けていく田中によるフリー・トーク。渡辺はアイドル・ビジネスの原価率の低さに触れた上で、それでもBiSを解散する背景について「チェキを撮り過ぎて脳みそ溶けそうだから」とはぐらかしつつ説明する。ライヴや物販での収益、オリコン上位ランクインとアイドル成長のステップを踏んできたBiSが過去の過激な活動から広告起用が見送られるなど次のステップを前に壁にぶつかっていると明かす。

一方田中は、アイドルグループを始めるにあたって、曲がよければアイドルの立ち上がりには十分な物語ができること、その後はファンとの関わりによってメンバーが次第に成長していくことを結成直後のBiS、特にヒラノノゾミから学んだ、とコメント。その後、マネージャーとアイドルの距離のとり方について、プー・ルイやヨコヤマリナも途中参加してエピソードを披露。最後には一時失踪していた元アシスタント・マネージャーも登壇。渡辺との仲直りのキスを交わして一旦中締め。

第2部は新旧メンバーが一同に登場。旧メンバーの脱退の経緯や脱退後の活動についてから話題がスタート。ヨコヤマリナが脱退後のモデル / アイドルとしての活動の苦労を振り返る横で、ヒラノノゾミに焼きそばを食べさせてにやにやするコショージメグミ。その後、渡辺の嫌いなところを一人ずつ挙げていく流れの中で取りあえず体重を申告させられるコショージ。後半は観客からの質疑応答。ステマに関する質問を受け、プー・ルイは、自分の発言や行動ひとつひとつが様々に捉えられていること、その中で、どうしたら一番多くの人が楽しく感じてくれるのか分からなくなってしまった、と悩みを涙ながらに吐露。ナカヤマユキコと議論を交わすが整理はつかないまま、その後は横アリのチケットの売れ行きや、チケット販売促進にどうBiSが取り組んでいくのか、不安を抱く研究員から質問が集中。BiS側も現時点で公表できないことが多くあり、ちぐはぐとした空気が流れる中、BiSがここまで来れたのは元メンバーの活動によるものものであるから、横アリに元メンバーも出てもらいたいと渡辺が発言。あまりに突然な話に現メンバーや研究員が騒然としたまま時間切れ。

横アリへの元メンバーが出演することについて客席から是々非々にやり方にと怒号も飛ぶ中、ファーストサマーウイカが「ねえねえもういいからみんなで「nerve」やろうよ」と声をあげる。プー・ルイは6人でできるならやりたかったけどそれには力が足りないと思う、とこぼし、まとまらない空気のまま半ば強引にライヴへ。元メンバーを加えた8人で代表曲の「nerve」と「Give me your love全部」を披露。観客は振りコピにケチャにと次々にステージ前方へ駆け込んでいく。曲がかかってしまえば観客の怒号はコールやミックスにほとんど変わってしまっているのか、かき消えている。この日、渡辺が散々話した下ネタの中に、テレビでやってる大家族番組の夫婦が喧嘩ばっかりなのに子供が多いのは体の相性がいいからに違いない、というのがあったけれども、BiSと観客の関係もそれに近いものなんじゃないかと思わされる。文句がどれだけあろうと、気分が全然乗らなくても、彼女たちの曲が流れ出したら高揚して訳もわからなくなり、踊らずにいることができない。

今年の2月に念願とも言える解散が決定したBiS。残り3ヶ月の活動となった今も彼女たちはこんがらがった状態にある。7月8日の横浜アリーナに向けた全国ツアーは4月13日よりスタートする。最後まで見守りながら応援するのか、くされ縁のように軽く顔を出しにいくのか、フラストレーションをぶつけに足を運ぶのか、それは分からないけれども、結局僕らは踊らざるを得ないのだ。そして、最早その機会はそう多くはない。(コバヤシ キキョウ)

〈オトトイの学校 presents OTOTOYアイドル研究室『アイドルのかっこわるい終わり方 』〉
2014年4月9日(水)新宿ロフトプラスワン

・BiS音源、OTOTOYにて絶賛配信中!!
http://ototoy.jp/them/index.php/ ARTIST/BiS/cd/48359

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