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新コレクションテーマが「気球」の理由は? ファッションブランド『pays des fees』デザイナーりむさんインタビュー(後)

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東京・中野ブロードウェイにショップを構えるファッションブランド『pays des fees』(ペイデフェ)のデザイナーりむさんのインタビュー。前編では中野にショップにオープンした理由から、アイテムのデザインのインスピレーション、さらに一風変わったファッションショーに込められた意図やメッセージについてお話しして頂きました。

コレクションショー開催間近! ファッションブランド『pays des fees』デザイナーりむさんインタビュー(前) – オタ女
http://otajo.jp/37773 [リンク]

後編では2014年コレクションのテーマ「気球」についてや、サンドアートパフォーマーの船本恵太さんによるPVも公開され、期待が高まるショーのこと、さらにはラフォーレ原宿のポップアップショップに関することを中心にお聞きしました。

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――2014年のコレクションのテーマは「気球」とのことですが、「虫」「ウイルス」からは少し離れた題材に感じます。「気球」のどこに魅力があるのでしょう?

りむさん(以下りむ):もともとガスタンクとか廃工場とか、不思議な形をした大きいものが好きなんですけれど、気球も同じで、飛行機やヘリコプターや凧と比べるとなぜか幻想的で、実際にあるものなのに現実を超えた、超現実の存在のように感じます。

――超現実ということは、これまでのテーマと同じなのですね。考えてみれば、気球は19世紀の博覧会などの絵画や写真が現在でも残っています。『鳥人間コンテスト』のように、なんとかして飛びたいという人間の飽くなき欲求の証でもありますよね。

りむ:そうそう! できるだけ自分の身体を軽くするため、裸に羽根のようなものを付けて飛んでみたりするような実話がいっぱいあって。そういう夢があるというか、実際に身近にあるけれど現実を超えているような感じが、私の中ではつながっています。

――今回、ショーの舞台として休校になった小学校の体育館を選ばれています。「ウイルス」の時の廃病院といい、かつて多くの人が集まった公共の空間だったという共通点がありますね。

りむ:過去には区民会館で展示を開催したこともあるのですが、学校や病院といった建物には、なんともいえない怖さがあるんですよね。無機質な感じもそうだし、日中は賑やかなのに夜になると怖い。そういう感じが好きです。

――東欧に行かれる際には、さまざまな建築を見て回ってもいらっしゃいますよね。

りむ:建築はほんとうに好きで、チェコに行った時もキュビズムの建物をたくさん見てきました。もし自分が建築の学校に行っていたら、そっちに進んだかもしれない。今からでもやりたい気持ちがあります(笑)。

――その熱を、今はお洋服やショップ作りに傾けて頂ければと(笑)。「気球」コレクションでは、さまざまなアーティストとのコラボレーションも見どころです。

りむ:画家の七戸優さんにはテキスタイルを描いてもらっていて、現代美術家の須藤絢乃ちゃんにTシャツワンピを手がけてもらっています。私が面白いと思う人とのコラボレーションはどんどんやっていきたいですね。

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

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